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読書 82 狭小邸宅 著者 新庄 耕
2015年08月07日 7:00 AM
”学歴も経験も関係ない。全ての評価はどれだけ家を売ったかだけ。大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶代わりの暴力が日常の世界だった・・・。物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。”
と背表紙の紹介にありました。
「これが現実なんだろうか?」という思いを胸にドキドキしながら読み進めました。
ノルマが達成出来ないと必要のない存在として扱われ、殴られたり蹴られたり。
それが、いざ、重要物件の契約に成功すると、とたんに周囲の扱い、待遇、見る目が変わり、本人の人格まで変わってしまうという現実。
ん~、こういうものなのでしょうか?
自分の知らない現代社会の厳しさを見せつけられたような感じです。
最後は、主人公はその後どこに向かって進んで行ってしまうのだろうとハラハラさせられたままで終わっています。
自分の概念に無い世界については表現がとても難しい。
もう少し考えてみます。(院長)
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