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読書 84 世にも奇妙なマラソン大会 著者 高野 秀行
2015年08月10日 7:00 AM
”マラソン”の一言で手に取りました。
世にも奇妙なマラソン大会
ブルガリアの岩と薔薇
名前変更物語
謎のペルシア商人~アジア・アフリカ奇譚集
が収録されています。
表題作では、酔った勢いでネットでみつけたサハラ砂漠でのフルマラソンに申し込み、仲間を引き連れ参加した顛末が書かれています。
大会18日前に申し込み、参加OKの返事をもらってからの動きが凄い!
それまで、最長15キロしか走ったことがないのに、いきなり42キロをそれも灼熱の砂漠を走破するなんて。
そんな中、アジアからは唯一の参加者という状況を知り、アジア代表という使命感に昂揚しながらひたすら走る。
端から見ればどう考えても勘違いと思われることに、ぶれずに突き進む。
”間違う力”を持っていると周囲からは評価されているようです。
悲壮感全くなし。
他の章を読んでも、全ての状況を楽しんでいることがぐいぐいと伝わってきます。
目的のために名前を変えようと奔走したり、ゲイのブルガリア人に言い寄られて一晩過ごしたり、冒険(?)の数々が掲載されています。
解説でも、”小学生男子”という表現がありました。
まさにその通り!
少年の心をずっと持ち続けているんですね。
羨ましいです。
早稲田大学探検部に在籍していた経歴があり、現在も世界中を動き回り旅の記録を提供しています。
世の中まだまだ知らないことが沢山あり、知らない人も沢山いるんだなと思わされました。
超絶ノンフィクション作品集。
思いっきり楽しめます。(院長)
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