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読書 88 キング 著者 堂場 瞬一
2015年08月28日 7:29 AM
フルマラソンをテーマに書かれています。
1キロを3分のペースで42.195キロを駆け抜けるレベルでの戦い。
オリンピック選考基準の大会で大学時代の同期3人が一同に会します。
故障がなく常に入賞するがトップになれない青山、日本最高記録を持ちながらも故障に悩む須田、陸連の選考基準に反発し、一時姿を消したが再度戦いの場に姿を現した武藤の3人を中心に話が展開します。
30歳という年齢を迎えながらも、会社の陸上部で実績を積む青山、親の財力をバックにチームを作り海外でトレーニングを積む須田、山籠りをして社会から隔離された環境で復活を狙う武藤。
モチベーションの原点は様々ですが、レースの場ではランナー全員、同じ条件で戦いが繰り広げられます。
ドーピングを持ちかけるソノダという人物が出現しストーリーが複雑になっていきます。
肉体的にも精神的にもぎりぎりの所まで追い込んで自分を作り上げていく。
勝つ事への強いこだわり無しには、優勝は手に入らないのでしょう。
青山の目線を中心に話は進みますが、新聞記者、監督、コーチ、友人もストーリーには欠かせない人物として登場します。
そして、大会の結果は・・・?
最後まで目が離せないレースでした。
エピローグでは、その後の3人について書かれています。
マラソン、あるいはスポーツに限らず、トップを走り続けている人は誰しも背負っている深い苦悩と喜びが伝わって来ました。
気持ちを整理するために、読み終わってから軽くランニング。
気持ちいい位がちょうどいいですね。
走りの深さを教わりました。(院長)
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