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読書 91 天空の蜂 著者 東野 圭吾
2015年09月10日 1:30 PM
「何者かに奪われた無人の超巨大ヘリコプターが静止したのは、稼働中の原子力発電所上空だった。犯人の要求は日本中の原子炉を破壊すること。燃料切れのタイムリミットが迫る中、墜落防止に奔走する技術者に政府が下した驚くべき決断とは。人質は全ての日本国民。いま直面する原発問題を指摘した問題作。」と裏表紙に紹介がありました。
最初に刊行されたのは1995年11月。
20年前です。
2011年3月の原発事故を予言していたような内容で驚きました。
622ページの長編でしたが一気に読んでしまいました。
犯人の思惑、ヘリコプターの開発担当者の思い、組織の考えなどが深く絡み合いストーリーが展開されていきます。
利害関係という言葉では片付けられないものが感じ取られました。
4年半前におきたことが既に風化されようとしている今、あらためて問題提起されています。
次の世代のために、常に考え続けなければいけないことがあると思います。
著者は大阪府立大学電子工学科 出身ということで、システムなどに関してもかなりリアリティーのある描写がされています。
映画化され、9月12日封切りされます。(院長)
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