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読書 269 最後の医者は桜を見上げて君を想う 著者 二宮 敦人

2018年07月24日 3:24 PM

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「あなたの余命は半年です・・・ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか?それぞれの生きざまを通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!」

 

書店の中をうろうろしていたら、このタイトルが目に入ってきました、

対立はどこから、どのように生まれているのか?という疑問を感じ読んでみました。

「生」と「死」のどちらからアプローチするかによって、対極の世界が生まれる。

どちらから、「病」に対して向き合うのか。

とても難しい問題ですが、そこを無理なく考えさせ、最終的には白黒はっきりさせるのではなく、本人の遺志をいかに引き出すか、そこに医療が介入していくということを、この本は教えてくれます。

感動的な本です。

「死」に向き合うことによって「生」を確認する。

今までの医療ドラマとは一線を画しています。

目頭を熱くして読みました。

余韻がまだ残っています。(院長)

   

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