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読書 281 黄金の烏 著者 阿部 智里

2019年03月12日 9:08 AM

DSC_0839「人間の代わりに“八咫烏”の一族が住まう世界”山内“で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は、小梅と名乗る少女ただ一人・・・。八咫烏シリーズ第三弾。」

オープニングからただならぬ気配が・・・。

仙人蓋の流通経路を辿りながら、八咫烏を翻弄するものを突き止めていきます。

村人を襲う大猿、生存者、仙人蓋、そして、第三の門。

閉ざされていた扉と金烏の関係も絡み、八咫烏の政治的な権力争いから、舞台は対外的な場へと広がります。

表の世界と裏の世界。

明と暗。

親と子。

世の中に渦巻いている闇の部分を描き出しています。

ここから、次はどう展開するのか。

シリーズは続きます。(院長)

   

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