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読書 318 蜜蜂と遠雷(下) 著者 恩田 陸

2019年10月29日 7:24 AM

DSC_1167「2次予選での課題曲『春と修羅』。この現代曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの分かれ道だった。マサルの演奏は素晴らしかった。が、明石は自分の『春と修羅』に自信を持ち、勝算を感じていた・・・。12人が残る3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進むのは誰か。そして優勝するのは。」

 

予選を重ねるごとに成長、進化していくコンテスタント。

クラシックの曲、作曲者についての知識は全くありませんが、音が聴こえてくるようです。

緊迫した空気の中にも流れる穏やかな空気。

それぞれの個性がぶつかり合い、時には融和して音楽の世界を形作る。

もともと自然の中に存在していた音楽。

ピアノを通して、自然に再び返す行為。

脈々と受け継がれてきた営みの流れを垣間見たような感じでした。

今後、どのように関わっていくか、道しるべを教えてもらいました。

心の中の空腹感を満たしてくれる音楽。

ジャンルに捕らわれずに、分かりあいながら関わっていきたいですね(院長)。

   

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