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読書 334 愛のひだりがわ 著者 筒井 康隆
2020年01月17日 8:19 AM
「幼い時に犬にかまれ、左腕が不自由になってしまった十二歳の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。暴力が支配する世界で次々と事件に巻き込まれながら、不思議なご隠居さんや出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていく愛。近未来の日本を舞台に、勇気と希望を失わずに生きる少女の成長を描く傑作ジュビナイル。」
児童文学という枠組みを使った作品。
ただし、そこには留まらず、発展した世界観が見受けられます。
小学生の主人公が、置かれた環境の中で降りかかってくる荒波の中で、状況を冷静に見据え行動していく。
ブレない気持ちが仲間を呼び、失ったものを少しづつ取り戻していきながら父との再会を目指す。
人を集めるのではなく、人が集まってくる姿には感動を覚えます。
冒険と言ってもおかしくないような旅。
小説の世界ではありますが、実際に起きてもおかしくはないと思わせるようなお話でした。
生きる力を教わりました(院長)。
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