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読書 411 給食の歴史 著者 藤原 辰史
2021年11月25日 9:43 AM
「学校で毎日のように口にしてきた給食。楽しかった人も、苦痛の時代だった人もいるはず。子どもの味覚に対する権力行使とも言える側面と、未来へ命をつなぎ新しい教育を模索する側面。給食は、明暗が交錯する“舞台”である。貧困、災害、運動、教育、世界という五つの視角から知られざる歴史に迫り、今後の可能性を探る。」
“学校給食”という言葉を聞くと、みんなそれぞれ、色々な思い出が蘇ってくると思います。コッペパン、ソフト麺、揚げパン、カレー、牛乳・・・。
当然のものとして捉えてましたが、深い歴史があったことを今回、この本を読んで知りました。
東京では1919年に始まっています。
欠食児童への考慮とすずらん給食、戦後のアメリカからの小麦や脱脂粉乳の供給、ララ物資、体位向上、先割れスプーン論争など、存続の危機を何度も経ながら現在に至っています。
学校給食は、礼儀、集団での食事などによる教育という意味合いもあり、文部科学省の管轄であるということも知りました。
火災、飢饉の時の炊き出しというバックアップの役割も日本では担ってきました。
空腹を満たすという役割から、食料供給の改善により、安全においしく食べるというステージに変化してきた給食。
センター方式と自校方式の間での論争などもありましたが、様々な方々の努力のもとに、今日に至っています。
学校給食を通して世の中を見てみると、今まで気が付かなかったことが沢山見えてきました。
現在担当している日野第一小学校は、学校給食で表彰されたことがあります。
健診に行ったときには、お昼に給食を食べてきます。
美味しいんです。
ビンの牛乳も取り寄せて提供されており、口に触れた時のビンの厚みがおいしさを倍にしてくれる、児童への配慮が行き届いた食でした。
地産地消などのこともあり、これかれまた変化を遂げながら継続していくのでしょう。
色々な意見があると思いますが、日本が誇れる学校給食をより良い方向へ向かっていけることを願っています(院長)。
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