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読書 172 ナルチョのおれにもトコトン思いっきし言わして 著者 鳴瀬 喜博
2016年09月26日 7:39 AM
フュージョン界のスーパーバンド、カシオペアのベーシスト、ナルチョの自伝。
リアルタイムで聴いていたので、思いっきり楽しみました。
大学に入り、ベースを始めたころ、日本はフュージョンブームのまっただ中。
カシオペアの追っかけをやりながら、初代ベーシスト櫻井哲夫のテクニックに魅了され、いつかは自分もあのように弾けたらな~と夢を描いていました。
ベースマガジンも創刊されナルチョの存在も知り、アルバムを聴いていましたが、まさかカシオペアに加入するとは思ってもみませんでした。
この本では、デビュー当時から現在までの音楽活動について、自分で記録していた資料をもとに書かれた自伝。
あらためて彼の凄さを知りました。
カルメン真紀、金子マリ、Charとのバンド活動、現在の日本の音楽シーンを支えているトップミュージシャンたちとの競演、海外の一流ミュージシャンとのセッション、海外遠征など一人の人生で体験出来るレベルをはるかに越えています。
それを、ここまで楽しんでやってきているメンタリティー。
恐るべし。
実は、ナルチョ加入後のカシオペアはあまり聴いていなかったのですが、先日買ったDVDを観て、面白さを再認識。
またライヴに足を運びたい気持ちになっています。
65歳になっても日本のベーシストを牽引する存在。
魅力満載の活動を楽しんでいきます。(院長)
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