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読書24 風が強く吹いている 著者 三浦 しをん
2014年10月15日 7:00 AM
今年のお正月に、初めて箱根駅伝を観戦しました。
とにかく沿道の応援、参加大学の熱気、選手のパワーがすごい!
姪が東京農大に在籍していたため、農大の旗を振っての応援で、かなりテンションが上がりました。
現在、箱根駅伝の予選会を目前に控え、来年のエントリーを目指している選手も熱気を帯びているでしょう。
この小説は、ほとんどが陸上の経験もないメンバーの寄せ集めチームで箱根駅伝を目指していく姿が描かれた感動の物語です。
別々に動いてきた10人それぞれのベクトルが同じ方向を向き始め一つの大きな力となり、区間に合わせた個性を発揮し駆け抜ける様には圧倒されます。
夢物語のようなストーリー展開ですが、読み進めるにつれて、どんどん引き込まれていきます。
読み終わった日には、自分が箱根駅伝で疾走している夢を見てしまいました。
まったく、私の頭は何を考えているのか・・・。
大会直前になると、選手達は月間1000キロ位走り込むという事実も初めて知りました。驚異的です!
”走る”ということに対する思い、襷でつながるメンバーの心、「速く」ではなく「強く」走るということの意味。
執筆に6年を費やされた作品の濃度が伝わってきます。
1キロを3分前後で走り抜ける箱根駅伝。
来年はどんなドラマが生まれるのだろう?
本文にもあった「あらゆるスポーツで天分が必要とされるが、およそ長距離ほど、天分と努力の天秤が、努力のほうに傾いている種目もないだろう。」
の言葉を信じ、趣味ではありますが、自分なりの走りをこれからもそれなりに追求し、お正月には箱根駅伝を今までとは違った視点で楽しみたいと思います。(院長)
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