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読書 337 死の淵を見た男 著者 門田 隆将
2020年01月28日 10:25 AM
「2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加・・・・このままでは故郷・福島が壊滅し、日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれた未曾有の大事故を当時者たちの実名で綴る。」
東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故から、もうすぐ9年を迎えようとしています。
日本を分断させる危険性もあった重大事故。
その経緯を、当時の吉田昌郎所長の証言などをもとに描かれています。
東京オリンピックを前に、もう既に過去のものとして忘れ去られようとしている事を、再度思い起こさせる内容でした。
どのようなことがあっても、半永久的に冷却を続けないといけない原発。
全電源喪失は、原発にとっては致命的な事象です。
冷却不可能となり原子炉建屋が爆発を起こすというプロセスの中で、何が起きていたのか、何が行われていたのか。
事実を知ることは大切です。
震災後、関連本が数多く出版されました。
一冊、一冊に著者の思いが込められています。
この本も、その中の一つとして心に留めたいと思います。
3月には映画公開予定。
次世代へ、負の遺産を出来るだけ残さないようにするためにも風化させてはいけないですね(院長)。
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