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読書 364 「健康」から生活をまもる 著者 大脇 幸志郎
2020年10月10日 1:00 PM
「この本には“医療が命を救う”みたいなこととは対極の愛がある。健康に対する不真面目さこそが必要とされるいま、読むべき一冊だ」
帯タイトルの言葉です。
医療に携わり、日々、「健康」な状態を目指した取り組みを行っているわけですが、タイトルが妙に気になり読んでみました。
著者は現役の医師。
年齢も30代後半という若手の方です。
実は、以前から、健康という言葉の定義には疑問を持っていました。
WHOは健康を
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”
と定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということだけではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態」と言っているんですね。
さて、この定義を考えると、世の中には、どれだけ健康な人が存在するのでしょうか。
この本には、「健康」という言葉の呪縛から解放されるためにはどうすればよいかという事がかかれているように感じました。
健康を考え過ぎて病んでしまうとか、制限をかけすぎて自由を失うとか、本末転倒にならないためのアドバイスと言ったらいいのでしょうか。
健康に関する情報も、数カ月前に体にいいといわれていたことが、ブームが去るとあっという間に忘れ去られてしまいます。
常に追い続けるのは大変ですよね。
程々に生きる。
人間以外の生き物のほとんどは、将来の事よりも今を精一杯生きることを考えて生活しています。
将来に対する憂いなどはないでしょう。
学ぶことは沢山あります。
「健康」という言葉を聞いて描くイメージは、人それぞれ違うでしょう。
あまり情報には左右されずに、そして画一的な目標に惑わされない生き方が出来ればいいなと個人的には考えています。
誰にでもやってくる老化現象を受け入れながら、年齢相応に生きることが出来ればいいですね。
病は気から。
おっ、だから病気か!
今、気が付きました。
同じ状態でも、考え方ひとつで健康にも病気にもなってしまいます。
「健康」という言葉の意味する事を考える時間を与えてくれる本でした(院長)。
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