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読書 386 時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 著者 吉田 伸夫
2021年05月07日 4:49 PM
「時間とは何か?時は本当に過去から未来へ流れているのか?“時間が経つ”とはどういう現象なのか?先人たちが思弁を巡らせてきた疑問の扉を、いま、物理学はついに開きつつある。相対性理論、宇宙論、熱力学、量子論、さらには神経科学を見渡し、科学の視座から時間の正体に迫る。」
時間という概念はどういうものなのかを、機会がある度に考えています。
過去、現在、未来があって、過去から未来に向かって進んでいくというのが一般的な考えだと思いますが、読み進めると、どうも、そうとは言い切れないらしいということが見えてきました。
分かったわけではありません。
ニュートン力学から相対性理論への考察の転換、量子論の波動性、タイムパラドックスなど、頭の中をかき混ぜる要素がてんこ盛りの本。
多分、と言うか、確実に、高校生の頃の方が理解出来たと思います。
翻弄されながらも、時間と空間の概念が垣間見えて来たような、全然分かっていないような。
ただ、時間が流れていくスピードはどこでも、誰にでも一緒ではないことは理解出来ました。
生活していく上ではとても便利なため、最初に植え付けられた概念を、何の疑いもなく受け入れてきましたが、そもそも、定義自体を考え直さないとしっくりこないように思います。
社会活動を行う上で、便宜的に考えられたものであって、実際には、空間と同じ概念で考えるという方向性に共感を覚えています。
分かっていない事が分かったという、ソクラテスの言う“無知の知”のレベルですが、何となく心が軽くなってきたような気がします。
これから、時空というものをどのように受け入れていけるか。
子供の頃からSFの世界に浸りながら描いていた想いが、これからどのように変わっていくのか。
そんな自分が楽しみです(院長)。
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