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読書 394 人生はいつも崖っぷち 著者 山口 恵以子
2021年07月30日 2:50 PM
「55歳で松本清張賞を受賞、人気作家となった「食堂のおばちゃん」がそれまでの七転び八起き半生を綴る。「なにしろ私の半生はほとんどが失敗の連続なので、どなたが読んでも笑えること請け合いです。『こんなしょうもない人でも何とかなったんだから、きっと私も何とかなるだろう!』笑った後でそう思って下さったら幸いです」
早稲田大学を卒業後、会社員、派遣社員として働きながら脚本家を目指し、プロっとライターとして活躍。
その後、丸の内新聞協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。
2013年に松本清張賞を受賞。
この経歴だけをみると、シンデレラガールのように思えますが・・・・。
実は大酒呑みで、電車の乗り過ごしで千葉まで行き、タクシー代16800円払って帰ってきたり、酔って階段から落ちてたり、へべれけになって、お巡りさんにお世話になったりと、なかなか、凄いんです。
でも、自分の夢に向かってブレずに突き進むエネルギーが凄く、作家として活動できる理由が分かります。
子どもの頃の体験、社員食堂勤務時代の逸話、親子関係、43回のお見合いの末の独身など、話題満載の人生で、私より2歳年上ですが、とても愛らしい方であることがにじみ出てきます。
「人生はいつも崖っぷち」のタイトルに惹かれ読んでみましたが、笑い、涙ありの、心温まる本でした(院長)。
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