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読書 408 線量計と奥の細道 著者 ドリアン助川
2021年11月16日 9:25 AM
「東日本大震災の翌年。著者は放射線量計を携え、芭蕉の『奥の細道』全行程約二千キロを辿る旅に出た。折り畳み自転車を漕いで行き、時には列車や車も利用。津波被害や放射線物質汚染を被った地域では、無言の奮闘を続ける人々に出会う。三百年前の俳諧機構に思いを馳せつつ、放射線量を測って進む旅。被爆に怯えと逡巡や葛藤を抱きながら、“生きる”を考えた魂の記録。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作品。」
タイトルのとおり、線量計で各地の放射線量を測定しながら、奥の細道を辿る旅の記録です。
放射線による汚染が、意外なところまで広がっていたことが読み取れます。
そんな中、与えられた環境の中で、特に言葉にもせず、日々を積み重ねている人々。
自然災害に人災も加わり、甚大な被害が起きたことが伝わってきます。
一度起きてしまった事については、もう、後戻りは出来ませんが、これから何をすべきか考えることは大切なことだと思います。
次の世代へ、出来るだけ負の遺産を残さないようにするため、小さなことから、出来ることを一つ一つ積み上げていくことが大切ですね。
とても読みやすい文章で、自然に心の中に入ってきました(院長)。
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