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読書 410 殺した夫が帰ってきました 著者 桜井 美奈
2021年11月23日 11:11 AM
「都内のアパレルメーカーに勤務する鈴倉茉奈。茉奈は取引先に勤める穂高にしつこく言い寄られ悩んでいた。ある日、茉奈が帰宅しようとすると家の前で穂高に待ち伏せをされていた。茉奈の制止する声も聞かず、家の中に入ってこようとする穂高。その時、二人の前にある男が現れる。男は茉奈の夫を名乗り、穂高を追い返す。男は確かに茉奈の夫・和希だった。しかし、茉奈が安堵することはなかった。なぜなら、和希はかつて茉奈が崖から突き落とし、間違いなく殺したはずで・・・・。秘められた過去の愛と罪を追う、心をしめつける著者新境地のサスペンスミステリー。」
書店で、平積みになっていたので、読みだすと止まらなくなりそうで手を出さないでいたのですが、案の定、一気読みでした。
ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けませんが、なぜ、殺した夫が帰ってきたのか、最後のころまで謎が解けませんでした。
謎が謎を呼ぶ。
ちょっと油断すると、置いて行かれそうになってしまいます。
登場人物の入れ替わり、場面転換、時の前後の流れなど、目まぐるしく変わりますが、それでも、ストーリーは自然に流れていく。
途中、自分で推理したことは、あっけなく否定されました。
秋の夜長にはぴったりのミステリー。
それにしても、タイトルが絶妙です(院長)。
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