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読書 431 生き物の死にざま はかない命の物語 著者 稲垣 栄洋
2022年02月26日 7:57 AM
『明日の命もわからない世界で、生き物たちは「今」を生きている。
土の中から地上に出たものの羽化できなかったセミ、南極のブリザードのなか決死の想いで子に与える餌を求め歩くコウテイペンギン、毎年熱帯から日本に飛来するも冬の寒さで全滅してしまうウスバキトンボ・・・。限られた命を懸命に生きる姿を描き感動を呼んだベストセラー“生き物の死にざま”の姉妹編。』
帯タイトルに「生きるとは、何だろう?死ぬとは、何だろう?」とあります。
生き物を通して、生きること、死ぬことを考える。
与えられた命を懸命に生きる。
本来は人間も同じように生きていたのかも知れませんが、いつの間にか、死ぬことも含めた、未来についても考えるようになっています。
それによって憂いが生じ、必要以上に個体を守ろうとする。
狩猟採取から農耕牧畜へ生活様式が変わり、蓄えるということを覚えてから、その傾向が強くなっているんじゃないかなと思っています。
もう一度原点に帰って“今を生きる”という発想を思い出す時が来ているような・・・。
植物も含めた、人間以外の生き物から教わることはたくさんあります。
謙虚な気持ちで、命について見つめ直したいですね。
それにしても、寄生虫が子孫を残しやすいように行動まで操られたカタツムリの話には驚きました。
だいぶ前に「パラサイト イヴ」という小説がありました。
映画にもなりましたが、人間のミトコンドリアはどうなのだろうと、あらためて考えています(院長)。
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