トップページ > きむら歯科診療室 スタッフブログ > 読書322 錆びた太陽 著者 恩田 陸
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:30-13:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
14:30-18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● |
休診日:水・日・祝祭日
※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
読書322 錆びた太陽 著者 恩田 陸
2019年12月03日 8:32 AM
「立入制限区域をパトロールするロボット“ウルトラエイト”の居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子が現れる。だが彼らには、人間の訪問が知らされていなかった。戸惑いながらも、人間である徳子の命令に従う事にするのだが・・・。」
福島第一原発事故による帰還困難区域がモデルとなった小説です。
事故後かなりの年数が経過しAIが管理する区域内へ、一人の女性が侵入する。
待ち受けるロボットたちとの奇妙な共同生活が始まる。
さて、その目的は・・・。
実際に起きてもおかしくない内容なのですが、“太陽にほえろ”や“ウルトラセブン”のパロディーなどにより、非常に深刻な事が、あまり重々しく感じさせずにストーリーが展開されます。
2011年以降、震災の空気が漂った小説は沢山出ましたが、ここに来て、少しカラーが変わったような気がします。
忘れずに、かつ、あまり深刻になりすぎないように記憶を維持していく大切さを感じています(院長)。
カテゴリー: きむら歯科診療室 スタッフブログ —