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読書 78 家族脳 著者 黒川 伊保子

2015年07月22日 7:07 AM

IMG_20150720_141410買い物帰りにふらっと立ち寄った書店で見つけ購入しました。

以前、「夫婦脳」を読みすごく面白かったので、タイトルが”家族”に変わるとどんなお話を聞かせてもらえるのかなと思い読み進めました。

「夫婦脳」では、タイトルの通り、夫と息子と自分という人間関係で語られていましたが、今回は、義父母、父母が加わり、より深くて重い関係性の中で話が進みます。

前半の「家族を楽しもう」では相変わらず母子関係の、心がキュンとする暖かいつながりを見せるのですが、後半の「感じることば」では、帽子職人であった義父が登場し、今までには無かったベクトルが生まれ、無限を感じさせる家族の味わいが胸いっぱいに広がってきます。

他人だった人と、ある時を境に親子、家族になる。

子どもを通して、より深く、より太く家族が結ばれていく。

途中から、目頭を熱くしながら読みました。

極上の”愛”が語られています。

親子、家族って、暖かい人生を演出してくれる素敵な舞台なんだと思いました。

囲まれて生きていく。

包まれて生きていく。

自分自身の体験も踏まえて、とても穏やかな気持ちにさせられました。

著者の純粋さも見えました。

奈良女子大理学部物理学科卒という経歴からは予想出来ない、あるいは、この経歴だからこそ書けた内容なのかも知れません。

ちなみに、前半は子育て中のお母様方必見のノウハウが盛りだくさんで、放送作家、鈴木おさむ氏の解説もかなりいい味を出しています。

家族っていいですね。(院長)

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読書 77 アー・ユー・ハッピー? 著者 矢沢 永吉

2015年07月21日 7:00 AM

IMG00947二十歳の頃、仙台で矢沢永吉コンサートにいったことがありました。

バラードの「Yes My Love」が聴きたくて足を運んだのですが、会場にたどり着くと、車やバイク、髪型、服装、眉毛の形、目つきなどが、なんかとても恐そうな方々ばかりで、喉の乾きを覚えながら入場した記憶があります。

開演に先立って、観客が席から立ち上がった時点でコンサートは中止になるというアナウンスが流れ、”これは、途中で終わるんだろうな・・・”と半分あきらめかけながら席についたのですが、始まってみると、会場のお兄さんお姉さん方は、誰ひとり席から立つことはせず、”永ちゃ~~~ん!!”と割れた声でメッセージを送りながら曲と時間を共有していました。

本当は、有り余るエネルギーを発散したかったと思いますが、自分が勝手な行動をとることによって、同じ思いを持って会場に集まった仲間たち、そして永ちゃんに迷惑がかかることがみんな分かっていたのでしょう。

ちょっと拍子抜けしたのと同時に、なにか、言葉では表せない感動を覚えたことが思い出されます。

他の、規制のかかっていないコンサートに比べずっと礼儀正しいオーディエンスでした。

 

・・・ということでこの本は、自分をさらけだし、自分の夢を追い求め、打たれると何倍ものエネルギーで跳ね返し、常にスーパースターとして君臨してきた永ちゃんがすべての世代に贈る、新しい時代の幸福論です。

自分が一番信頼していた仲間に裏切られ、30億円の借金を背負わされたこと、16歳の時に広島から夜行列車に乗って東京に出てきたときのこと、世の中から注目される中で家族と仕事とのバランスでの葛藤、業界との軋轢など、ミュージシャンとしてのYAZAWAと父親、あるいは一人の人間としての矢沢永吉の二つの顔を見せながら、人生について語られています。

とにかく、元気が出る本です。

なんといっても、30年以上の、世間から見れば波瀾万丈の実体験をもとに、”大丈夫、なんとかなるよ”と教えてくれるわけですから。

理屈や理論、精神論ではありません。

一人の人間がここまで出来るんだ、ここまで人を勇気づけることが出来るんだということを伝えてくれます。

”自分は臆病な人間だから慎重になれる。”という言葉は永ちゃんが言うから説得力があるのでしょう。

リアルタイムで接してきましたが、こんなに大きなものを背負っていながらもパワフルなステージで夢と勇気を与え続けてくれていたことを今回初めて知りました。

読後感を一言で言うと

”I’m happy!”

です。

この気持ち、永ちゃんに届くといいな~。

 今回は縁起のいい77冊目の本でした。(院長)

 

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読書 76 神々の山巓 著者 夢枕 獏

2015年07月20日 7:00 AM

IMG00946いわゆる山岳小説というジャンルの本を初めて読みました。

以前、妻がはまっていた時期があり、どんな感じかな?と思い手にしたのですが、読み出したら止まらなくなり、約1000ページを一気に読破しました。

書店でも入口近くにずっと平積みで置いてあった理由が分かりました。

主人公がカトマンドゥで古いコダックのカメラを手に入れることからストーリーは展開していきます。

これが、登山家マロリーの物であるかどうか、それによってエベレスト初登頂の歴史が変わるかもしれないというロマンを追い求めているうちに、主人公、深町は伝説の登山家、羽生 丈二に出会います。

そこからつながっていく人間関係の中で、なぜ命をかけて山を登るのかという永遠のテーマーに直面していきます。

「そこに、山があるから」という有名な言葉がありますが、この小説の中にあった「山に登るというのは、自分の内部に眠っている鉱脈を捜しにいく行為なのかもしれない。あれは、自分の内部への旅なのだ。」の言葉に触れた瞬間に、それ以外の言葉が思いつかなくなりました。

以前、コミックで「岳」シリーズを読んだ時から引きずっていた疑問の答えが、3年の月日を経て、ようやくクリアになりつつあるような気がしています。

トレイルランの大会で山の中を走っていると、時々、前後に人が見えなくなり、自分のたどっているコースが正しいのかどうか分からなくなり不安になることがあります。

そんな中でも山のアップダウンを前進していくと、何か、自分が試されているような不思議な感覚が芽生えることがあります。

肉体的にも精神的にもきついポイントでは「なんでこんな思いをしてまで山の中を走っているんだろう?」という疑問が湧いてくることも多々あります。

でも、ゴールすると、すでに次のレースのことが頭の中をよぎっています。

参加している選手はみんな、それぞれのテーマーに向かって一歩ずつ山に歩みを刻んでいるのでしょう。

レベルは全く違いますが、過酷な山岳に挑み続けるクライマーの気持ちが理解出来るような気がしています。

日常と非日常の間を行き来することによって何か見えてくるものがあるのかも知れません。

今、本や山から沢山のことを教わっています。

一文字、一歩ずつ積み重ねながらもう少し自分と対話してみます。(院長)

 

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夏の贈り物

2015年07月19日 10:16 AM

IMG00919IMG00884最近、子どもたちが頻繁に採取した昆虫たちを見せに訪れています。

 

今回は、カブトムシ(メス)、ザリガニ、そして、初登場、ナナフシ!

昆虫の擬態には非常に興味があり、多摩動物公園でも昆虫館の擬態にばかり目がいってしまうのですが、実際に近所でナナフシが採取出来るとは思ってもみませんでした。

感動!

 

 

 

 よく探し出したもんだ。

子どもたちには見えるんですね。

ザリガニのオスとメスの区別の仕方も教わり世界が広がっています。

生き生きと解説する姿に頼もしさとたくましさを感じます。

次は何を持ってくるのだろう?

夏休みの彼らの行動が楽しみです。(院長)

 

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読書 75 声に出して笑える日本語 著者 立川 談四桜

2015年07月10日 7:33 AM

IMG00940落語家が日本語について語っています。

さすがに言葉の遊び方が上手で、”ぷっ”と笑ってしまいます。

その中の一つを紹介します。

 

近年の話である。小学校の理科にこんな問題が出たそうな。

「氷がとけると□になる □をうめなさい」と。

水になるが正解らしいのだが、□に春という字を入れた子がいた。より正解である。何という想像力豊かな子であることか。素晴らしいと私は絶賛するのだが、教師はけんもほろろにバツをつけたというのだ。のみならず、まったくフォローしなかったというではないか。バカな教師である。私だったら二重丸、いや花丸をやる。半丸にして話をするのもいいかもしれない。「物事を大きく見るというのは大変いいことだよ。だけどこれは国語ではなく理科のテストなんだ。だから半丸なんだよ」と。ここでふと思う。国語にしろ理科にしろ、氷がとけると春になるというのはいずれにしても正解なのではないか。

 

と、こんな調子です。

他にも、漢字の読み間違いのエピソード、落語仲間のネタ、ダジャレなど盛りだくさんです。

疲れた時に好きなところを読むと少し楽になるかも。

安心して楽しめました。(院長)

 

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読書 74 神様の御用人4 著者 浅葉 なつ

2015年07月09日 7:14 PM

IMG00939待ちに待った第四弾。

相変わらず美しい表紙が目に入ってきました。

今までは4つの短編で構成されていましたが、今回は一つのストーリーが3章に分かれて展開されています。

今までとはちょっとカラーが違いますが、序章の5ページで、これからいったい何が起きるんだろうと引き込まれ、一気に読みました。

あとがきでも、第4巻ということで初めての長編仕立てにしたことが書いてありました。

二千年以上前の神様が抱えている苦悩が現代の若者が抱えているものとリンクし、感動的な物語に仕上がっています。

狐の姿をした方位神、黄金がいつもになくおとなしいのですが、理由は最後に分かりました。

主人公、良彦の環境にも変化が訪れます。

神や精霊、霊魂などを視る「天眼」の持ち主、穂乃香の心も微妙に変化し、彩りを添え、以前登場した大国主神なども登場し、問題の解決に陰ながら力添えしてくれます。

一つの物事に対して、神や人との関係が巡り巡ってつながっていく、とても大きなスケールを感じさせられました。

物語の鍵になるかんざしから奏でられる音が聞こえてきそうで、とても心が洗われます。

シリーズを重ねるにつれ、”神”という存在が良い意味で身近に感じられるようになってきました。

もう少し余韻に浸ってみます。(院長)

 

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第17回 北丹沢12時間山岳耐久レース

2015年07月07日 7:10 AM

IMG00934通称”キタタン”で走ってきました。

前日までの雨でコースコンディションがかなり悪くなっていたため、大会初のコース縮小での開催となりました。

本来であれば44キロでしたが、第二関門後のきつい登りをカットしたコースになり、また、気温も上がらなかったため例年のような過酷なレースにならずに展開されました。

とは言っても距離は約38キロ。

ゴール直前の登りで足を使いきり、やっとの思いでゴール。

約5時間20分のランでした。

前半はずっと雨がつづいていたため、防水のウエアを1枚重ねて走っていたのですが、通気性がなく汗だくになったため、すぐに脱いで走りました。

途中、渋滞にはまると汗と雨で濡れたTシャツに体温を奪われ体が冷えてきましたが、走り出せばそんなことは忘れ、黙々とゴールを目指します。

今回も途中から膝の痛みが出てきて養生しながら走ったのですが、後で確認すると、左足の膝が、ぶつけたわけでもないのに赤く晴れ上がっていました。

大会に備えてだいぶ走り込んだつもりでしたが、短縮コースでも今の自分にとっては負荷の大きい戦いだったようです。

恐るべしキタタン。

現時点でどこまでトライ出来るかが大体見えてきました。

今後の大会エントリーの参考にしていきます。

ゴール後は、サービスのうどんを食べてからコース脇の川で足とシューズのお手入れ。

IMG00931

 

走った後のシューズはこんな感じです。

もし、この状態で子どもが家に帰った場合、「なに!この、泥だらけのシューズ!どこに行ってきたの!どうやったらこんなに汚れるの?信じられない!このまま家に上がらないようにっ!わかった?責任をとって自分で洗いなさいね!返事は?まったく!も~。」とお母さんに叱られそうなレベルです。

IMG00933

 

ということで、コース脇の川でジャボジャボと洗い流しました。

さっぱりしました。

「ねえ、綺麗になった?」とシューズが語りかけてくるようです。

日常を忘させてくれる大人のどろんこレース。

やめられません。

次は葛西臨海公園の7時間ラン。

足の回復を見ながらトライしていきます。(院長)

 

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読書 73 アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる 著者 溝口 徹

2015年07月05日 8:06 AM

IMG_20150704_102230日頃、患者さんに歯みがきの指導を行っている中で、糖分(砂糖)の摂取量についてお話しする機会が多々あります。

主にむし歯を対象にお伝えするのですが、実は歯肉にもダメージを与えることをご存知でしょうか?

ジュースや炭酸飲料などの甘い飲み物には大量の砂糖が入っており、野菜ジュースやスポーツドリンクも糖分はたくさん含まれています。

これらを日常的に飲んでいると、むし歯はもちろんのこと、歯ぐきの炎症、歯肉炎も発症してしまい、腫れた出血のしやすい歯ぐきになってしまいます。

あらためて砂糖の害について調べていたところ、この本が目に止まりました。

糖分を過剰に摂取することによって、糖尿病はもちろんのこと、アレルギーその他の全身的な病気が引き起こされることが書かれています。

24時間食料が供給されている環境の中で、食事の量、種類、摂取時間、頻度をコントロールすることは、かなり意識しないと出来ないことかも知れません。

ストレスに囲まれた生活の中ではなおさらです。

メリットとデメリットとのバランスの中で考えていく必要がありますね。

健康に対する情報も様々なものが飛び交い、どんどん入れ替わっています。

情報は決して鵜呑みにはせず、自分の頭の中でじっくり考えて納得できる考え方、自分に合った方法で行動できるようにしたいものです。

 

健康が気になる方は当分、糖分を控えてみませんか?(院長)

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三遊亭竜楽の七カ国語RAKUGO

2015年07月04日 8:00 AM

IMG_20150703_105737DVDです。

落語をフランス語、英語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語、スペイン語、そして日本語でやっています。

中央大法学部出身で、2008年からヨーロッパを中心に字幕なしの現地語口演を開始。

パリ、ニューヨーク、ローマ、フィレンツェ、ベルリン、マドリード、リスボンなど33都市を訪れ、120回以上の公演を行っているそうです。

語りは全部丸暗記。

すべてネイティブの人たちのチェックを受けて本番に臨むというハードルの高いことを、それも七カ国語で人前で行うなんて、私にはとても考えられません。

で、会場の反応を見ると、これが大受け。

日本語の字幕スーパーが出ているので、英語以外は字幕を頼りに楽しみました。

同じ内容の話を数カ国語で比較して聞くのは初めてだったので、国民性が分かるような気がしてとても興味深く、すごく楽しめました。

国々のカラーに合わせてアレンジし演目を語っているそうです。

間の取り方、言葉の強弱、スピードなどが微妙に、そして絶妙に違っています。

すばらしい。

江戸時代の娯楽のニュアンスを現地の言葉で伝え、それがきちんと伝わり笑いまでとっている三遊亭竜楽氏に拍手~!(院長)

 

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読書 72 吉祥寺の探偵 著者 沼 礼一

2015年07月03日 1:46 PM

IMG_20150703_101235「貧乏ひまだらけ、吉祥寺探偵事務所の4人のいっぱいいっぱいな日常と不思議な依頼者たちが織り成すユーモアパズルミステリー」です。

「笑いで免疫力アップ!!謎解きで頭脳力アップ!!ディープな吉祥寺の紹介で散策力アップ!!心と身体の健康のための短編ミステリー集!!」と帯タイトルに紹介があります。

電卓を叩きながら毎月のやりくりに頭を悩ませている所長、一日の大半を化粧鏡とにらめっこしているフェロモン女性の涼美、いつも腹を減らしている啓介、日なたぼっこが大好きな久保田の個性溢れる4人が、依頼があった仕事に対してドタバタしながらも解決に導いていきます。

数学的なパズルの要素も加わり、なかなか楽しいミステリーに仕上がっています。

笑いました。

タイトルの「吉祥寺」に惹かれて読んでみたのですが、ストーリーの中に出てくるお店が全部実在することが分かり、楽しみが一つ増えました。

お昼にみんなでランチを食べに行くシーンがよく出てくるのですが、食べ歩きをしてみたい衝動に駆られています。

先日、トレイルラングッズを買いにエルブレス吉祥寺店へ行った時に、あらためて街の空気を味わってきました。

たまたま、テレビ番組取材中のモト冬樹さんとも遭遇し、別の楽しみも味わってきました。

本の情報をもとに、また、散策してみようと思います。(院長)

 

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