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読書 342 無人島に生きる十六人 著者 須川 邦彦

2020年02月25日 12:24 PM

無人島に生きる十六人「大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。」

 

椎名誠さんの本で紹介されているのを読み、入手しました。

明治時代に実際にあったお話。

無人島への漂流をテーマにした本は色々ありますが、これは、実話とは思えないくらい、とても面白いストーリーでした。

一度、遭難しかかって、ホノルルで救助され、日本に戻る時に、今度は本格的に遭難し、無人島での生活に突入。

知恵と勇気と望みを頼りに、16人の共同生活が始まる。

足りない物資をやりくりしながらの、海亀やオットセイとの共同生活。

常に前向きで明日を夢見る生活には、感動すら覚えます。

お互いに助け合い、一人も欠けることなく日本に戻る16人。

明治時代の日本人の美しさがぐいぐい伝わってきます。

この本を復活させてくれたシーナさんに感謝です。

挿絵も暖かくて、癒されました(院長)。

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読書 341 永遠に刻みたい イチロー262のメッセージ

2020年02月22日 8:04 AM

イチロー“ありがとうイチロー あなたの言葉とプレイで人生が幸せになった。”

 

このシリーズは、全部読んでいます。

今まで、心が折れそうになった時に、何度、勇気づけられたでしょうか。

一つの目標に向かって黙々と積み重ねていく。

イチローという選手を見つめている鈴木一朗という存在。

人が一度の人生で達成出来ないようなことを数々積み上げていく姿には、神々しいものさえ感じられていました。

この本では、選手として引退することになってからの言葉も含まれています。

以前のような研ぎ澄まされたような言葉と違って、過去を振り返りつつも、新たな目標に向かって突き進む、トルクの強い言葉が見え隠れします。

アスリートには必ず訪れる、選手引退の時。

でも、イチローにとっては、それは単なる形の変化であって、中身は何も変わらないような気がします。

これからは、どんなステージで、何を表現し、私たちを魅了してくれるのでしょう。

“今までありがとう。そして、これからもよろしく”

そんな気持ちにさせる本でした(院長)。

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読書 340 十二国記 風の海 迷宮の岸 著者 小野 不由美

2020年02月21日 7:46 AM

十二国記「幼き麒麟に迫り来る決断の時・・・神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国麒麟の泰麒は、天地を揺るがす<蝕>で蓬莱に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。」

 

十二国記シリーズ4冊目です。

シリーズ序章である第1巻「魔性の子」の背景となるストーリーが展開されています。

つながりが見えにくかったのですが、やっと、状況が飲み込めてきました。

ただただ引き寄せられるようにシリーズを読み進めていましたが、奥の深さに驚いています。

ファンタジーという分野では捉えきれない、広大な世界。

二つの世界を渡り歩く中で得たもの、失ったもの。

自分はどのような存在なのかを知った時の衝撃は、計り知れないでしょう。

のしかかる重圧の中で、故国のために何を為すべきなのか。

美しくも悲しい世界が展開されます。

シリーズはまだまだ続きます(院長)。

 

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ボイストレーニング 22

2020年02月20日 11:26 AM

DSC_0845久々のボイストレーニングに行ってきました。

講義は受けていましたが、レッスンは1か月ぶり。

今回から、新しい曲「Caro laccio」にトライ。

もう一度基本に戻るためにイタリア歌曲集から選んでいます。

歌詞の日本語訳は

“私の想いを縛り付けたいとしい絆、優しい結び目よ、私は、自分が苦しみながらも楽しんでおり、捕らわれの身に満足していることを知っている。”

微妙な感じですね。

とても美しい曲です。

声帯の広げ方、外肋間筋の使い方についての指導を受けながらも、イタリア語の発音、音のつなげ方についてのポイントも教わり、体に負担がかからない発声を心掛けて声を出しました。

良い感じです。

引き続き発生学講座も受講。

「声帯振動の仕組み~健康な発声とは」ということで、声帯振動に関わる力、物理的な原理などの解説を受けた上で、実際にベルヌーイ力を体感する実験を行いました。

これが、凄く面白い!

声帯を体外に取り出して見ているような感じで、とても分かりやすく、かつ、一度やってみると忘れることのないインパクトのある実験でした。

今までレッスンで受けていた指導の背景が、少しずつクリアになってきています。

学生の頃に戻って、もう少し解剖学も勉強してみようと思っています(院長)。

 

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セビリアの理髪師

2020年02月14日 9:14 AM

セビリアの理髪師2月11日に、オペラの観劇に行ってきました。

場所は新国立劇場。

生まれて初めての体験だったため、前日からワクワクしながら当日を迎えました。

会場へは開演30分前に到着。

午後2時スタートです。

休憩を挟んでトータル約3時間30分のオペラでしたが、圧倒的なパフォーマンスに心を奪われ、時間を忘れてしまいました。

こんな世界があったんですね。

クラシックの世界にはあまり興味がなくここまで来ていましたが、ボイストレーニングをきっかけに、新たな世界が開いています。

兄弟オペラと呼ばれている「フィガロの結婚」も、いずれ観劇したいと思っています。

オーケストラ、出演者、演出など、全ての方々に拍手です(院長)。

 

 

 

 

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八王子夢街道駅伝

2020年02月10日 9:30 AM

駅伝日曜日は八王子で走ってきました。

八南歯科医師会駅伝部で2チームの参加。

そして、遂にやりました!

2チーム共に完走!

時間制限がきつく、今まで足切りに合っていましたが、やっとゴール出来ました。

個人的には、6.2キロを1キロ4分30秒のペースでのラン。

昨年、トレイルランで足を痛め、思うように走ることが出来ていませんでしたが、試験直前の追い込み勉強のように走り込みを行い、何とか大会に間に合わせることが出来ました。

良かったです。

打ち上げでは、以前作った、八南歯科医師会駅伝部のテーマソング「RUN RUN RUN」を新年会でやろうという話も出て、実現出来るかどうかは未定ですが、少なくとも駅伝部のメンバーに歌ってもらい、CDにはまとめたいと思っています。

新たな楽しみが生まれました(院長)。

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読書 339 十二国記 月の影 影の月(下) 著者 小野 不由美

2020年02月07日 8:43 AM

読書画像「“わたしは、必ず、生きて帰る” 流れ着いた巧国で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、<半獣>楽俊との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍もない「決断」への幕開けに過ぎなかった!」

 

上巻から続くストーリー。

異界で獣と戦う中、徐々に、新たな世界で生き延びる力を蓄えていく。

故国へ帰ることへの意欲は、徐々に別の形に生まれ変わってくる。

“自分”という存在の意味に気付き、“生きる”という事はどういうことなのかを理解し、与えられた運命に従って突き進む。

国を守るために全てを捧げる姿に感動を覚えます。

シリーズは始まったばかり。

十二国を舞台に繰り広げられる広大なドラマの幕開けです(院長)。

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読書 338 十二国記 月の影 影の海(上) 著者 小野 不由美

2020年02月03日 9:52 AM

月の影 影の海「『お捜し申し上げました』・・・女子校生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。」

 

遂に、本編に突入しました。

ごく普通の女子高生として生活していた陽子に、突然襲ってきた環境変化。

気がつけば、存在も分からない異国へと運ばれていた。

そこで待ち受けていた獣による強襲、住民からの抑圧によりぎりぎりの所まで追い込まれるが、故国へ戻ることを誓い戦う。

「死にたくないのでは、きっとない。生きたいわけでも多分ない。ただ陽子は諦めたくないのだ。」

この言葉がずっしりと心に伝わってきます。

どのように展開していくのだろう。

下巻に続きます(院長)。

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読書 337  死の淵を見た男 著者 門田 隆将

2020年01月28日 10:25 AM

死の淵を見た男「2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。全電源喪失、注水不能、放射線量増加・・・・このままでは故郷・福島が壊滅し、日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。あの時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。ヴェールに包まれた未曾有の大事故を当時者たちの実名で綴る。」

 

東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故から、もうすぐ9年を迎えようとしています。

日本を分断させる危険性もあった重大事故。

その経緯を、当時の吉田昌郎所長の証言などをもとに描かれています。

東京オリンピックを前に、もう既に過去のものとして忘れ去られようとしている事を、再度思い起こさせる内容でした。

どのようなことがあっても、半永久的に冷却を続けないといけない原発。

全電源喪失は、原発にとっては致命的な事象です。

冷却不可能となり原子炉建屋が爆発を起こすというプロセスの中で、何が起きていたのか、何が行われていたのか。

事実を知ることは大切です。

震災後、関連本が数多く出版されました。

一冊、一冊に著者の思いが込められています。

この本も、その中の一つとして心に留めたいと思います。

3月には映画公開予定。

次世代へ、負の遺産を出来るだけ残さないようにするためにも風化させてはいけないですね(院長)。

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読書 336 クリスマス・キャロル 著者 ディケンズ

2020年01月24日 8:42 AM

クリスマスキャロル「ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、長い鎖に巻かれた老マーレイの亡霊と対面する。翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた・・・。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。」

 

久々に海外の名作を読みました。

昨年のクリスマスに読もうと思って買っていたのですが、他の本に目が行ってしまい、年が明けてしまいました。

稲垣潤一の歌にも出てくるタイトル。

亡霊に自分の過去を見せられ、次第に固まっていた心が溶け、人としての愛情が蘇っていく心温まるストーリー。

これでもか、これでもかとたたみかける最近の小説ばかり読んでいたため、ストーリー展開のテンポが穏やかに感じられました。

時代性も感じられ、名作所以のカラーを醸し出しています。

ゆったりとした気持ちに浸っています(院長)。

 

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