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読書 328 ねこのおうち 著者 柳 美里

2019年12月23日 8:17 AM

ねこのおうち「私は物心つく頃から今も、沢山の猫に囲まれて共に生きています。『ねこのおうち』の中でおばあさんが病気になるまで愛され飼われていたニーコは、雑種だという理由で講演に捨てられたキジ虎です。ある理由でおばあさんとも別れることになったニーコは、子猫たちを生んだあと、講演に撒かれた毒団子を食べて苦しみながら息絶えます。残され、ノラとなった6匹の子猫たちと、彼らと出会った人々との心の触れ合いと再生・・・。哀しみの中に救いと愛を、柳美里さんは描かれました。愛を与えるのも、命を奪うのも同じ人間。何度も読み返したい、大切な本に出合えたことに感謝して、これからも不幸なねこたちの「おうち」を見つけるお手伝いをしていきたいと思います。」

中川翔子さんの言葉です。

 

動物を飼った経験がないのですが、勧められて読んでみました。

一匹のねこから始まる、生き物の命の物語。

それを取り囲む人間たち。

愛情、環境、利害関係などが絡み合い、ねこの運命が決められていきます。

人間の方も、家族、親子関係などで悩みを抱えているわけですが、捨てねことのかかわりの中から、あらたな愛情が生まれ共生していきます。

生きること、命、愛というものを見つめさせられました。

最終章は涙なしには読めませんでした。

余韻を味わっています(院長)。

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ボイストレーニング 20

2019年12月20日 7:41 AM

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発表会前、最後のレッスン。

発声を行ってから、早めに曲に取り組みました。

感情をどのように入れていくか。

あまり入れすぎて、楽譜を崩すような事にならないように注意しなければいけないと、的確なアドバイスを受けました。

次は本番。

午前中にリハーサルを行い、午後に発表。

当日のスケジュールをもらい、緊張感が高まっています。

気持ちを整えて臨みたいものです。

続けて、講座。

今回は歌いやすい呼吸の仕方について。

外肋間筋と横隔膜の力のバランスを考えながら声を出す。

まだまだその域には達していませんが、イメージは大切です。

息の速さをキープするためには・・・。

体の使い方で、喉に負担を掛けずに声を出すことが出来そうです。

まだまだやれることは沢山あります。

頭の中を整理して、あまり考えずに自然に声を出せる日がくることを夢見ています(院長)。

 

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読書 327 円谷幸吉 命の手紙 著者 松下 茂典

2019年12月19日 7:06 AM

円谷幸吉「オリンピックの重圧、婚約者との破談、最後の日々に付き添った謎の女・・・。

膨大な数の書簡、親族・関係者への取材から、日本中に衝撃を与えた自殺の真相に迫る。」

 

東京オリンピックで競技場まで2位で入ってきたが、ゴール直前で追い抜かれ3位となった姿は、映像で何度か見たことがありました。

その後、次のメキシコオリンピックを目指し練習を積んでいたにもかかわらず、1968年1月に27歳で自殺し帰らぬ人となった円谷選手。

その事実しか知らなかってので、新聞の紹介を読み、手にとりました。

マラソンという孤独な闘い、自衛隊員という、国を背負っているという意識、周りからの期待、若手の成長など、重圧は計り知れないものがあったと思います。

それに加え、婚約者との破談により、ますます日常的にも追い込まれ、逃げ場を失っていったのは当然なのかも知れません。

応援、期待はエネルギーになるかも知れませんが、大きくなればなるほど、そして期待に応えれば応えるほど、さらに重圧は過大になり一人の人間ではクリアできない一線を越えるのでしょう。

世の中でも、ほんの一握りしかいないオリンピックのメダリスト。

他にも、金メダルをとった後で自殺した日本人アスリートもいるようです。

遺書に書かれた文章には川端康成、三島由紀夫らも高い評価を与えています。

その二人も、その後自殺するわけですが・・・。

私たちには計り知れない世界があるようです。

自分の意志ではコントロール出来ない何か大きな力、流れが生まれていたのでしょうか。

ん~。

遺書の最後の文面「幸吉は父母上様の側で暮しとうございました」は究極の言葉です。

なんとも悲しく美しい話でした(院長)。

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読書 326 スマホを落としただけなのに 著者 志駕 晃

2019年12月17日 9:49 AM

本表紙「麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティーを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され・・・。」

 

いつの間にか、スマホ無しでは生活できないような世の中になってきました。

携帯が巷に広まってきた頃には、出来るだけ自分の時間が欲しく拘束されたくないと思い、なかなか手を出さなかったのですが、仕事の関係でどうしても必要になり使うようになり使うようになってからは、あれよあれよという間に、ほとんどの人が所持するようになりました。

歩きスマホや、ゲームなどで問題が起きているのはニュースで知っていましたが、まさか、命に関わるような事態まで発生する可能性があるとは知りませんでした。

私たちが普段取り扱っている情報は、ほんの上澄みの部分で、それにより、ディープな世界での情報の蓄積が行われているようですね。

気を付けないと・・・。

あらためて、情報の取り扱いは慎重に行わなければいけないと、再認識しました。

色々な意味で、一読の価値があります(院長)。

 

 

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読書 325 愛の妙薬

2019年12月15日 7:24 AM

DSC_1112今回の発表会で歌う“Come Paride Vwzzoso”が歌われるオペラのストーリ―本です。

今まで音、歌い方に集中してレッスンを受けてきましたが、感情を込めるために、何を歌っているのかを確認するために日本語訳とイタリア語を並行して読んでいます。

オペラは、男と女がくっついた、離れた、恨んで殺したなど、結構シンプルで分かりやすいと以前言われたことがあるのですが、愛の妙薬もご多分に漏れず、くっついた離れたのお話です。

なかなか楽しく、微笑んでしまいます。

“Come Paride Vwzzoso”は行く先々で女性を口説く軍曹のセリフが歌になっているのですが、この感情表現が結構難しい。

顔がにやけるだけで歌い方は固いという、非常にちぐはぐな状態に陥っています。

本番まで、美しい女性に目がない軍曹になりきるようにイメージトレーニングします。

さて、どうなることやら・・・(院長)。

 

 

 

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読書 324 音楽力 著者 日野原重明 湯川れいこ

2019年12月14日 7:17 AM

DSC_1264 コピー「音楽はこころ・からだ・魂を癒す絶対的なエネルギーです!」

帯タイトルの言葉です。

“病を癒す音楽療法とは”“幸せになる音楽の聴き方とは?”ということで、お二人の対談がまとめられています。

ボランティア演奏に行っていること、レクリエーション介護士の資格をとったこと、そして、ボイストレーニングを受けていることなど、様々なことが絡み合い、あらためて“音楽”について見つめなおしています。

学生時代は軽音楽部に所属し、理屈抜きでベースを楽しんでいました。

多くのライブにも足を運びました。

あの頃は、それが自分にとっての音楽の全てでした。

卒業してからは色々と制約が出てきてベースを弾く機会も減り、音楽とは遠ざかっていましたが、OBライブなどをきっかけに音に対する欲が再燃し、様々な活動を行うようになっています。

そこで、音楽療法という言葉と出会い、手にしたのがこの本です。

今まで考えていた事と一致する部分もありますが、初めて触れる概念もあり、興味深く読んでいます。

医療と音楽、芸術としての音楽、リズムとハーモニー、呼吸、子育て、自然との共鳴、癒しとしての音楽など、深淵に迫る対談です。

医師と音楽評論家との対談。

これからの自分を作るピースがまた一つ埋まったような感じです。

うまく音に現われればいいですね(院長)。

 

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読書 323 星の子 著者 今村 夏子

2019年12月11日 8:23 AM

星の子「林ちひろは、中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」へのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族のかたちを歪めていく・・・。野間文芸新人賞を受賞し、本屋大賞にもノミネートされた著者の代表作。巻末対談:小川洋子」

 

何が始まるのだろう?どんな展開になるのだろ?と、疑問符だらけで読み始めました。

ん~、なるほど・・・。

よくあるパターンだなと思いつつ、頭の中をぐるぐると巡るものがありましたが、最後は結構ドキドキさせられました。

「あやしい宗教」。

椎名誠さんの「あやしい探検隊」は、馬鹿みたいに分かりやすい“あやしい”世界なのですが、こちらの“あやしい”は、解釈によって随分違ってくるのでしょう。

読んでいて、自分は何を信じて毎日過ごしているのだろうと考えたのですが、結論としては、自分を信じて生きているような気がしています。

自分自身の今のサイズに合った動きをする。

でも、ちょっとだけ無理をする。

それが刺激となって、楽しみが湧き上がってくる。

出来ない事は全て伸びしろだと思って取り組むと、なんだか嬉しくなってきます。

そんな事を考えさせられました。

この小説は芦田愛菜ちゃん(さん?)が主演で映画化されます。

彼女を見ていると、全力投球なのに常に余裕を感じます。

どんな映画になるか楽しみですね(院長)。

 

 

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ボイストレーニング 19

2019年12月06日 7:28 AM

DSC_0845今回も、ボイストレーニングと合わせて講義を受講しました。

今回のテーマは「歌うための呼吸」。

前回の内容のおさらいをしてから肺と呼吸筋の詳しい解剖と生理について教わりました。

横隔膜と外肋間筋で胸郭の動きをほぼ100%担っている事を知り驚き!

どこに意識を持って呼吸するか。

これにより、発声の仕方、声の出方、強さなども変わってくるのが分かるような気がします。

胸郭を広げ、息を吐きながらも胸が落ちないようにする。

いつもトレーニングで言われていることを解剖学的に、理論的に教わるので、イメージがどんどん沸いてきます。

物理学の理論も出てきて、高校の時にやった運動エネルギーと位置エネルギーの公式

「mgh = 1/2mv²」をもとにした式も出てきて、ますますのめり込んでいます。

理論は大切ですね。

分からなくても、センス、才能があればなんとかなるのでしょうが、私の場合は、理論の裏付けがあった方がモチベーションも上がり、トライしやすくなっています。

ランニングの時の筋の動きのイメージングと同じものを感じています。

喉に負担を掛けずに、よりよく発声する方法。

とにかく、講義がとてもわかりやすい。

目からウロコが何枚落ちたでしょう。

次もトレーニングと講義の予定です。

発声の奥の深さを教わっています(院長)。

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法事

2019年12月05日 7:44 AM

DSC_125911月の連休には、父親の3回忌と母親の卒寿のお祝いがあり、北海道に行ってきました。

帯広の隣の芽室町です。

準備はしていきましたが、やはり寒さは堪えました。

“寒い”というよりは“痛い”といった方が良いかも知れません。

父が亡くなってから2年が経過したという事を、あらためて思い起こし、少し寂しい思いが募っています。

法事の後は、場所を変えて母親を囲んで卒寿のお祝い。

90歳です。

私にとっては想像を超えた年月です。

さすがに足腰は弱ってきてはいるようですが、耳が遠くなった以外は特に気になる事もなく、食欲も旺盛で、長生きの秘訣を垣間見たような気がしています。

今回は、3回忌、母のお祝いの他に、もう一つ目的がありました。

母の歌の録音です。

以前から、祖父が歌っていたという英語の歌を聴かされていたのですが、5月の連休に母の実家である叔母の家に遊びに行ったところ、同じ歌を、全く同じ歌い方で歌ったのを聴き驚愕し、何としてでも音源として残したくなり、録音機材を持っていきました。

母に2回歌ってもらい、それに合わせてマーチのアレンジでパソコン上で演奏を重ね、あとは叔母の歌を入れるところまでスタンバイしました。

90歳近い姉妹のデュオが出来そうです。

年末年始の休みに録音予定です。

とても楽しみです(院長)。

 

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読書322 錆びた太陽 著者 恩田 陸

2019年12月03日 8:32 AM

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「立入制限区域をパトロールするロボット“ウルトラエイト”の居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子が現れる。だが彼らには、人間の訪問が知らされていなかった。戸惑いながらも、人間である徳子の命令に従う事にするのだが・・・。」

 

福島第一原発事故による帰還困難区域がモデルとなった小説です。

事故後かなりの年数が経過しAIが管理する区域内へ、一人の女性が侵入する。

待ち受けるロボットたちとの奇妙な共同生活が始まる。

さて、その目的は・・・。

実際に起きてもおかしくない内容なのですが、“太陽にほえろ”や“ウルトラセブン”のパロディーなどにより、非常に深刻な事が、あまり重々しく感じさせずにストーリーが展開されます。

2011年以降、震災の空気が漂った小説は沢山出ましたが、ここに来て、少しカラーが変わったような気がします。

忘れずに、かつ、あまり深刻になりすぎないように記憶を維持していく大切さを感じています(院長)。

 

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