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医療機器学会

2018年06月08日 12:22 PM

医療機器学会久々のブログです。

6月1日は、医療機器学会に行ってきました。

会場はパシフィコ横浜。

滅菌技士の資格を更新するために、毎年参加しています。

今回は、「歯科領域の感染対策」をテーマにした教育講演を聞いてきました。

近年、歯科の分野でも感染対策に対する認識が高まっています。

使用機材の滅菌、環境整備について、現時点でのスタンダードとなる取り組みについて大学病院で行っている事例の説明がありましたが、私たち一般の診療所でもやるべきことは一緒です。

「出来ることから始めよう」という言葉がありましたが、まさにその通り。

滅菌機材に加え、治療のユニット回路の水の感染対策も今月からスタートします。

だだし、機材を取り揃えても、きちんと使いこなさなければ意味がありません。

そのための取り組みとして、スタッフのみんなにも滅菌技士の資格を取得してもらっています。

ソフトとハードを整備しながら一つずつ積み重ねて環境整備に取り組んでいきます。(院長)

 

 

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読書 262 分水嶺 著者 笹本 稜平

2018年02月19日 11:35 AM

DSC_0014「急逝した父の遺志を継ぎ、山岳写真家として生きることを誓う風間健介。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、絶滅したはずのオオカミに命を救われたという田沢保と出会う。風間は、田沢が亡き父と交流があったこと、殺人罪で服役していたことを知るが、極寒の中、田沢と共にオオカミを探すにつれ、彼の人間性に惹かれていく。やがて、二人の真摯な魂が奇跡を呼ぶ。」

 

「分水嶺」という言葉が以前から好きで、タイトルで買いました。

昨年末、羽田空港から、とかち帯広空港経由で父の葬儀に行ってきたのですが、飛行機の中で読んでいる時に、ちょうど小説の中では逆のルート、とかち帯広空港から羽田空港に向かい、浜松町から事務所に戻る場面になり、頭の中がちょっと混乱しながらもストーリーを追っていきました。

文明を使い、人間の都合で地球を制圧、コントロールしているような気になっているが、自然は本来、お互いがうまくバランスをとれるように寄り添ってくれていることを再確認させられました。

家畜を襲うということで、薬物を使って絶滅させられたオオカミ。

牙を剥き襲い掛かるような目つきに意図的に作成させられた剥製をみると、とても狂暴な生き物のように思ってしまいますが、本来、愛情をもって子育てするとてもやさしい生き物です。

アイヌの人たちも、オオカミとの共存の中で生活していました。

アメリカでも、オオカミとインディアンは共存していたようですが、同じような流れで追いやられています。

心が痛みます。

警察と地元有力者との癒着によって破壊されていくありのままの自然を出来るだけ守っていくエネルギーが、風間健介を中心に、父、田沢保、オオカミとの関わり合いを通して描かれています。

じわじわと感動が沸き起こるすばらしい作品です。(院長)

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OBOGライブ

2018年02月18日 11:09 AM

昨年の12月に、仙台で大学軽音楽部OBOGライブに参加してきました。

メンバーは、サックス、トランペット、ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムの7人です。

久々のバンドセッションで良い緊張感の中4曲プレイ。

スクエアの「オーメンズ オブ ラブ」、スティービーワンダーの「Isn’t she lovely」、東京スカパラの「美しく燃える森」、シュガーベイブの「DOWN TOWN」と、色とりどり選曲で30分間を堪能しました。

「Isn’t she lovely」では、人生初のベースのアドリブにトライ。

そこそこの出来でしたが、音楽の新たな喜びを感じています。

35年ぶりのメンバーもいましたが、リハーサルが始まった瞬間から時の流れを忘れてしまう位、何の違和感もなく音が重なり合い、本番では、それぞれ今まで蓄積してきたものを出し合ってブレンドさせる心地よい空間に身を委ねることが出来ました。

今、録音してきた音源を編集して聴いているのですが、二十代の頃とは確実に音が変わったのがわかります。

やんちゃだったみんなが枯れた音を出すようになり、出るところと引くところの加減がとても心地よくなっていました。

みんないろいろ重ねてきたんですね。

変わったようで変わらないもの、変わらないようで変わったもの、まさに動的平衡を感じた1日でした。

既に来年の場所と日程が決まり、曲の候補も出てきています。

1年後の再開を約束し笑顔で解散。

もう幾つ寝るとOBOGライブ~♪

気が早すぎますね。

今から楽しみです。(院長)

 

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読書 261 ある少女に起こった出来事 著者 ハリエット・アン・ジェイコブス

2018年02月17日 10:44 AM

DSC_0046「好色な医師フリントの奴隷となった美少女リンダ。卑劣な虐待に苦しむ彼女は決意した。自由を掴むため、他の白人男性の子を身籠ることを。

奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説として誤解され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遥かに凌ぐ”格差”の闇を打ち破った究極の魂の物語。」

 

先日、DOCOMOの手続きで30分待ちになり、手元に本がなかったため書店に飛び込み購入したものです。

奴隷制についてはそれなりに知っていたつもりでしたが、現実は思っていたものとはかけ離れた世界でした。

家畜と同様に扱われ、所有物として売買される。

奴隷は代々奴隷として扱われる。

気に入らないことがあると拷問にかけられる。

時には命を奪われることがある。

それでも犯罪にはならない。

そんな中、一筋の希望を見出し虐待に耐えながらも自由を求め歩んでいくリンダ。

法のもとに正当化されていることが、必ずしも善ではないことがよく分かります。

訳者は、世界大手のコンサルティング会社に勤務する女性。

翻訳が本業ではありません。

でも、心の中にゆっくりと染み込んでくる文章表現がされています。

解説でも、「本書の訳は実に見事だ。英語から正確に翻訳しているというだけでなく、リンダの心象風景が読者にリアルに伝わる。」と評されています。

新幹線の中で読むものがなく、突然出会った本に驚きを感じながら、翻訳することが自分の使命として取り組んだもの。

今回の自分と状況が似ています。

巡り合いですね。(院長)

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読書 260 がん消滅の罠 著者 岩木 一麻

2018年02月16日 10:03 AM

DSC_0048

「呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の友人からある指摘を受ける。夏目が余命半年の宣告をした肺腺がん患者がリビングニーズ特約で生前給付を受け取った後も生存、病巣が消え去っているという。同様の保険金支払いが続けて起きており、今回で四例目。不審に感じた夏目は同僚の羽島と調査を始める。連続する奇妙ながんの消滅の謎。がん治療の世界で何が起こっているのだろうか。」

 

3人に一人はがんになるという時代背景をもとに書かれた作品。

医療ミステリーと言われている本も何冊か読んできましたが、今までの中で一番インパクトがありました。

がんにまつわる生命保険、医療、政治、経済原理などが複雑に絡み合う世界をこれでもかとぐいぐいと提示し、最後の一行まで引っ張って行ってくれます。

「幸福だけを至上とする社会では苦悩や不安は一種の病気として扱われます。今の社会では大病を患った人や鬱病になった人は不幸にして社会のレールから外れてしまった人であると見做されています。昔は違いました。苦悩や不安、死と滅びは日本文化に宿命として取り込まれていたのです。」という言葉が出てきます。

憂鬱な気持ちが人間の独創性を増加させる。

・・・ん~、何とも奥が深い、深すぎる言葉です。

著者は国立がんセンター、放射線医学研究所に従事していたことがあり、理論の裏付けをもとにとても説得力のあるストーリーが展開されています。

がんに関しては巷では様々な情報が飛び交っていますが、一度この本を読むと目線が変わるかも知れません。

一気読みでした。

読めば分かります。(院長)

 

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読書 259 オールド・テロリスト 著者 村上 龍

2018年02月15日 10:00 AM

DSC_0052「”満州国の人間”を名乗る老人からのNHK爆破予告電話をきっかけに、週刊誌記者セキグチは巨大なテロに巻き込まれていく。暴走を始めたオールド・テロリストたちを食い止める使命を与えられたセキグチを待つものは!?横溢する破壊衝動清々しさ。これぞ村上龍と唸る他ない、唯一無比の長編。」

 

644ページの長編作品でしたが、最初から最後まで息をつく暇もないくらい一気読みでした。

第二次世界大戦をくぐり抜けてきた強者が、現代社会に問うメッセージが大胆に表現されています。

表紙を見た時には、もう少し笑いのある内容なのかなと思っていましたがさすがは村上龍、そう簡単にはストーリーを作りません。

次から次へと発生するテロ。

首謀者の実態が掴めないまま、事は進行していく。

セキグチに与えられた使命とは・・・。

過去と現代の戦争の手法の違いの中で結末を迎える。

パートナーの女性カツラギも非常に良い味を出しています。

テロの目的を知ったときには、思わずページをめくる手が止まってしまいました。

東日本大震災以降の文学として、とても大きなメッセージを送ってくれています。(院長)

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八王子夢街道駅伝

2018年02月14日 5:55 AM

DSC_0058今年も走ってきました。

3回目の参加です。

八南歯科医師会で3チームエントリー。

去年よりも1時間早い9時スタートで、今年から、3区では9時50分になると繰上げスタートが行われるというとても厳しい条件がつきました。

さらに、3区を25分以内で走らないとその時点で足切り、レース終了というおまけ付き。

甲州街道の交通規制による影響を出来るだけ少なくする対策のようです。

今回はその3区を担当していたため、チーム完走の事を考え、走る前から緊張感で心拍数が上がっていました。

結局、一部のチームを除いてほとんどが繰上げスタート。

いつもは頭の中で音楽がなるのですが、もうそれどころじゃありません。

必死です。

目標ペースがクリアされているかどうかウオッチで確認しながら登り坂も気を緩めず、とにかく前進あるのみ。

ハイパーアクティブです。

中継地点が近づいてきたところで、沿道で応援してくれているチームメンバーの姿が見えたのでガッツポーズを出したら、直後に「あと30秒」とアナウンスが入り、「げ!」と我に帰り最後の猛ダッシュ。

10秒、9秒とカウントダウンを聞きながら、残り2秒でぎりぎり襷を繋ぐことができました。

繰上げで走った中で、最後のチームになりました。

とってもきつい展開でしたが、それだけに達成感も強く心に残る大会になりました。

タイムも去年よりアップしています。

打ち上げでは、今回の大会や次に向けての会話が飛び交い、楽しい時間を過ごしました。

参加された先生方もご苦労様でした。

サポートの先生方にも大変感謝しています。

次に繋がりました。(院長)

 

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読書 258 聖職の碑 著者 新田次郎

2017年12月28日 6:56 AM

IMG02537「大正2年8月26日、中箕輪尋常高等小学校生徒ら37人が修学旅行で伊那駒ヶ岳に向かった。しかし天候が急変、嵐に巻き込まれ11名の死者を出した。信濃教育界の白樺派理想主義教育と実践主義教育との軋轢、そして山の稜線上に立つ碑はなぜ慰霊碑ではなく遭難記念碑なのか。悲劇の全体像を真摯に描き出す。」

 

実際にあった話をもとに取材を重ね、小説としてまとめられています。

教育現場における様々な葛藤の中で行った登山で事故がおきた。

天候の急変により山小屋も吹き飛ばされ、豪雨の中、体温を奪われ命を落とす生徒、教師たち。

修学旅行を決行し引率していた校長も、生徒を救うことに奔走しながらも力尽きてしまう。

壮絶な状況をかいくぐって生還した者も批判を浴びる。

しかし長野は登山王国。

山をなくしては語れない県として、あらたな方向性を探る。

この事故を教訓に、綿密な登山計画を立てることにより、その後も登山は継続されています。

慰霊碑ではなく遭難記念碑である所以がここにあります。

今でも。記念碑を訪れる人は後を絶たないようです。

長野県民の心が伝わってきます。

山に受け入れてもらうための礼儀は大切ですね。(院長)

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読書 257 べんけい飛脚  著者 山本 一力

2017年12月27日 6:48 AM

IMG02523「前田家の参勤交代は四千人の大移動。五大藩主前田綱紀は禁を破る数の鉄砲隊の同道を突如命じた。関門通過には公儀の許可証が要る。隊列は既に藩邸を発った。迫る時間の中、漸く吉宗決済の許可証が下りた。予め先々の宿場で待ち受けていた浅田屋の飛脚たちは参勤交代を目指して文書を繋いでいく。艱難辛苦を極める難事に命を懸ける飛脚たち。使命を遂行する男の意気地に心打たれる傑作時代小説。」

 

江戸時代の用語がわからず最初はなかなか入り込めませんでしたが、ストーリーを追っていくに従い自分が登場人物の一人のような感覚になりながら読み進めていきました。

時には野山を駆け上がり、文書を繋いでいく。

駅伝とトレイルランを融合したような世界。

飛脚たちの熱い心が伝わってきます。

江戸時代の飛脚はどんな走りをしていたのだろう。

想像するだけでワクワクします。

走りに対するモチベーションがまた変化しました。(院長)

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みたけ山トレイルラン

2017年12月11日 7:17 AM

IMG02524今年もみたけ山で走ってきました。

距離は16キロ。

最近走り込めていないため、不安を抱えながらの参加でした。

スタート地点では気温が下がり、足の指が寒さで痺れ、感覚がなくなるほどでした。

でも、恒例のエアロビによるウオーミングアップでようやく温まり、9時30分にスタート。

ふくらはぎをカバーするゲイターを忘れてしまったため、下半身は短パンのみでのランでしたが、寒さも忘れ黙々と前進。

「残り1.3キロ~。」の掛け声で「え!もう終わり!?」という驚きとともに、残ったエネルギーを吐き出すようにしてダッシュ。

IMG02531ウオッチのタイムは1時間55分10秒。

温泉で汗を流し、疲れ癒したうえで帰宅。

コースもきつくなく、距離も程々で、とても楽しめる大会でした。

 

 

 

 

 

IMG02529年内はトレイルのレースがもう一つ残っています。

トレーニングして臨みます。(院長)

 

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