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※お待たせすることをできるだけ少なくするために予約制とさせて頂いております。
読書 209 悩むが花 著者 伊集院 静
2017年04月18日 7:30 AM
週刊文春に連載されたものが一冊にまとめられています。
読者の投書に答えたもの。
サブタイトルが「人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい」
この言葉に興味をもって購入しました。
物事、分かれば分かる程、新たな疑問点が出てきてキリがないということをよく経験します。
もしかすると、分かったような気になっているだけなのかも。
ソクラテスの言葉で「無知の知」というものがありますが、「自分は何も分かっていない事が分かった」というのが精々なのでしょう。
他にも、「すぐ役に立つものはすぐに役にたたなくなる」「人が人を救うことはできない。しかし共に戦うことはできる」「手を差しのべている人にしかリンゴやブドウは降りてこない」など、時には優しく、時には厳しく返答しています。
人生を積み重ねた人にしか出来ないこと。
自分が同じ質問を受けたら何と答えるのか考えてみるのも面白いかも知れません。(院長)
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読書 208 金の殿 時をかける大名・徳川宗春 著者 土橋 章宏
2017年04月17日 7:04 AM
江戸を舞台にしたエンタメ小説。
尾張藩主・徳川宗春は、美人画に現をぬかし、藩の治政には全く感心のない毎日を送っていた。
ある日、将軍吉宗公から贈られた煙草を吸ったところ気を失ってしまう。
目覚めたところは現代の名古屋。
タイムスリップした先でおこる数々の珍事。
尾張藩の側用人の子孫、すずの監視のもとで現代を渡り歩き、 アイドル、熟女、金髪美人と出会って体験した事を、尾張藩の発展のために生かす。
江戸と現代との往復のなかで、積み重ねていく人間愛。
心が熱くなります。
「超高速参勤交代」や「幕末マラソン侍」など、彼の著書は、どれをとっても、心に響くストーリーが散りばめられています。(院長)
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読書 207 ビブリア古書堂の事件帖 4 著者 三上 延
2017年04月16日 7:12 AM
シリーズ第4弾。
今回は、ついに母親登場!
第1章 孤島の鬼
第2章 少年探偵団
第3章 押絵と旅する男
今回の古書は誰の小説か分かりますか?
第2章で分かりますよね。
探偵、推理小説作家の江戸川乱歩です。
彼の作品の膨大なコレクションを譲る代わりに、ある金庫を開けてほしいとの依頼が入る。
中には何が隠されているのか・・・。
母と娘との間での推理の応酬で、事件は解明されていくのか?
はらはら、どきどきが止まりません。
五浦大輔と栞さんとの関係にも、新たな展開が生まれます。
次はどんな舞台が用意されているのか、とても楽しみです。
この本を読み、ボランティア演奏用に、「少年探偵団」など昭和のテレビ番組の主題歌はどうかな?と模索しています。
予期せぬところで繋がってきました。(院長)
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お手紙
2017年04月15日 9:23 AM
来院されているお子さんからお手紙をいただきました。
ドクター、スタッフ用にお姉さんのかのちゃんが2通、イラストで妹のかこちゃんが1通、とても心がこもったお手紙です。
「ハミガキサンバ歌っちゃいます!」のメッセイージ入り。
癒されました。
いつも笑顔の姉妹。
定期検診で、健やかなお口を保ちましょうね。
ありがとう。(院長)
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ボランティア演奏
2017年04月13日 7:53 AM
休診日にデイサービスの施設へ行ってきました。
豊田駅近くの「あんしん館」です。
以前、多職種連携の集まりがあり、そこでボランティア演奏のことを打ち上げの場で軽い気持ちで話をしたら、本当に依頼の連絡が来て「おっ!」と思い、本腰を入れながら準備を進めていました。
前にも2回程、他の施設に行ったのですが、今考えると自分の好みの選曲ばかりで利用者の方々の事を考えていないプログラムを組んでいたため、終わってからも、どうも煮え切らない気持ちを引きずっていました。
今回は心機一転。
選曲、アレンジもゼロから準備。
ボーカルとベース以外のパートをMacの作曲ソフト「Garage Band」で作り、本番ではベースを弾きながら歌うパターンをとりました。
目指せ、ポール・マッカートニー!
「三百六十五歩のマーチ」「ふるさと」「ああ人生に涙あり」「あかとんぼ」「君といつまでも」「愛して愛して愛しちゃったのよ」と、ソロベースで何曲か用意して本番に突入。
予め曲目を伝えてあり歌詞カードは用意されていたため、皆さん、元気に歌ってくださいました。
演奏しながら徐々にテンションが上がり、アンコールまでいただき、あっという間の1時間。
皆さん楽しそうで、良い笑顔をしていました。
終わってからは、容赦なしの次のオファーがあり、6月にまた行く事になっています。
最速、新曲を用意しようと、昭和の名曲を検索しています。
春の陽気に誘われて、なんだか気持ちまでぽかぽかしてきました。(院長)
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読書 206 ビブリア古書店の事件手帖 3 著者 三上 延
2017年04月10日 7:27 AM
シリーズ第3弾。
相変わらず、古書にまつわる謎を栞子さんが解き明かして行きます。
プロローグ:「王さまのみみはロバのみみ」
第一話:「たんぽぽ娘」ロバート・F・ヤング
第二話:「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」
第三話:「春と修羅」宮澤堅治
エピローク:「王さまのみみはロバのみみ」
今回は、登場人物の親子の葛藤が描かれています。
母と娘です。
お互いに愛情が深いだけに、一旦ぶつかってしまうと大きな溝を作ってしまう。
それでも、機会を見つけては関係を修復しようと試みるが、お互い意地を張り、ますます悪化することのくり返し。
ありがちですね。
栞子さんもその一人。
母親のメッセージを求めてきっかけとなる本を探し続けていましたが、ついに・・・。
古書をテーマーに、よく、これだけのストーリー展開が出来るなあと、毎回感心しています。
目が離せません。
今まで音信不通だった母親との新たな展開が生まれるのか?
第4巻に続きます。(院長)
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読書 205 駅伝ランナー 著者 佐藤 いつ子
2017年04月06日 7:11 AM
タイトルで選び読みました。
ランニングの形態にも様々なものがありますが、駅伝に関しては他とは一線を画すものを感じています。
自分のためではなく、チームのために力を出し切る世界。
八王子夢駅伝でも、区間を走り終えた時には、達成感というよりもほっとした記憶があります。
脚が速いわけではないが、走ることが好きな12歳の走哉。
地区の駅伝大会に参加したいとの意思表示をするが、「補欠なら」ということでエントリーが許される。
気持ちが折れそうになるが、じっと耐えトレーニングに励む。
そして大会当日、チームにアクシデント発生。 どうする、走哉。 小学生から中学生になる過程で経験する心温まるストーリーが描かれています。 こうやって人は成長していくんだなということが、再認識させられました。
未完成であるがための純粋さがじわじわと伝わってきます。
同人誌に掲載されたものがKADOKAWAの編集者の目にとまり、出版に至ったという経緯を持った作品。
続編もあるので、読んでみます。(院長)
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読書 204 ビブリア古書堂の事件手帖 2 著者 三上 延
2017年04月05日 7:03 AM
シリーズ第二弾。
サブタイトルは「栞子さんと謎めく日常」。
今回の目次は
プロローグ 坂口三千代「クラクラ日記」
第1話 アントニー・バージェス「時計じかけのオレンジ」
第2話 福田定一「名言随筆サラリーマン」
第3話 足塚不二雄「UTOPIA最後の世界大戦」
エピローグ 坂口三千代「クラクラ日記」
です。
「クラクラ日記」はプロローグとエピローグに出ていることからも分かるように、ビブリア古書堂店主、栞子さんの過去を知る上でとても重要な存在になっています。
「時計のオレンジ」は以前購入したまま、まだ読んでいませんでしたが、エンディングに2つのバージョンがある事を知りました。
「名言随筆サラリーマン」については、非常に有名な作家の、デビュー当時の名前による著書です。
「 UTOPIA最後の世界大戦」は、マンガですが、これも、超有名な漫画家のメジャーになる前のペンネームです。
店員として働く五浦大輔の、店長へ抱くほのかな思いに全く気付くこともなく、デートは古書店巡りという、体の隅々まで古書で出来上がっているような栞子さんは、本のストーリー、バックボーンをもとに古書を巡るさまざまな事件を今回も解決していきます。
本にまつわる知られざる世界に触れながら、ミステリーを堪能する。
沢山の味わいを提供してくれるシリーズ。
読書好きにはたまらない小説です。(院長)
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好きになる分子生物学 著者 萩原 清文
2017年04月04日 7:25 AM

「好きになる免疫学」に続くシリーズ、同じ著者の書籍です。
大学で生化学を教わりとても素晴らしい事が生体内で起こっている事が分かり、ときめいた記憶が蘇ってきました。
個体を作り上げている細胞の巧みな働き、エネルギーや情報の伝達、遺伝子などについて、とても複雑な事を非常に分かりやすく解説されています。
種の維持、個体の維持のために作り上げられたシステム。
究明していくことはとても興味のあることですが、それが本当に生き物にとって必要なことなのかということも含めて、解明されたとしても、それをどう使っていくかの判断はとても難しいことであることも分かります。
ある意味、まだまだ分からない事だらけなんだなということも分かりました。
全ての生き物に共通する事項があり、それをもとに様々な種が生まれている現実を明解に伝えてくれる本。
とても深い世界を教えてもらいました。(院長)
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青梅高水トレイルラン
2017年04月03日 7:34 AM
昨日は、青梅高水トレイルランで走ってきました。
今回で19回という、トレイルランでは老舗の大会です。
距離は30キロ。
3回目の参加です。
ゼッケンナンバーは648。
「むし歯ですか~」と自分にツッコミを入れながら準備をすすめます。
スタート前に、エアロビでウオーミングアップ。
というか、やり過ぎ感もありましたが、体が温まり、関節もほぐれ、いい感じでスタンバイ。
かなり後方からのスタートになり、直後から渋滞にはまってしまいましたが、力を温存しゆっくりとレースを作っていきます。
徐々にばらけてきてやっと走れるようになってきてから、ふと、何かがいつもと違うことを感じ始めました。
アップダウン、フラットと、どんな場面でも肉体的にも精神的にも状態が変わらず、気持ちが折れることもなく最後まで走りきる事が出来ました。
自分自身を、ちょっと離れたところから見ているような感じでした。
今までにはなかった感覚です。
追い込んで走っていたつもりでしたが、余力を残してゴール。
手元のウオッチでのタイムは3時間38分17秒。
渋滞でのかなりのロスがあったのにも関わらず、昨年と同じような結果でした。
何が変わったのだろう。
・・・多分、分からないし、分からないままの方がいいのかも知れません。
あまり理屈では考えずに、その時の自分の体に聞いて、返ってきた答えに従って一歩ずつ前に進む。
その繰り返し。
これからのランに生かしていきます。
とりあえず、5連戦が終わりました。
また、新たな走りが始まります。(院長)
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