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読書 429 「十五少年漂流記」への旅 幻の島を探して 著者 椎名 誠
2022年02月17日 12:23 PM
『小学生で手に取り、夢中で読んだヴェルヌの「十五少年漂流記」。冒険への憧れも探検家になる夢も、すべてはこの本との出会いから始まった。それから半世紀、シーナのもとに運命的な誘いが舞い込む。あの物語のモデルとなった島にいかないか・・・。胸を躍らせながら、作家は南太平洋へ。十五少年が漂着した<チェアマン島>に辿り着けるのか。少年の頃から抱き続けた夢が壮大に羽ばたく紀行エッセイ。』
ジュール・ベルヌの作品が好きで何冊か読んでいます。
海底二万里、地底旅行、八十日間世界一周、そして、この十五少年漂流記。
子供の頃に、夢とロマンの世界に浸った覚えがあります。
この小説のモデルになった島を探し出す冒険に、シーナさんが動き出しました。
今まで、色々な冒険を見せてもらいましたが、今回は、怪しい探検隊とは別のカラーがあり、真理を探究していくワクワク感が、読むスピードを加速しました。
研究論文をもとに探る、十五少年漂流記の舞台。
辿り着いた時の感動はひとしおだったと思います。
ふと、子供の頃の“秘密基地”を思い出しています。
いくつになっても、追える夢があるということは、素敵なことですね。
再度、椎名誠訳の「十五少年漂流記」を読み直してみようと思います(院長)。
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読書428 夜の木の下で 著者 湯本 香樹実
2022年02月16日 11:21 AM
「また会おうよ。実現しないとわかっていても、言わずにはいられなかった。病弱な双子の弟と分かち合った唯一の秘密。二人の少女が燃える炎を眺めながら話した将来の夢。いじめられっ子からのケットウジョウを受け取った柔道部員の決断。会ったこともない少女のなかに、子供の頃の自分が蘇る、奇跡のような読書体験。過ぎ去ってしまった時間をあざやかに端々しく描く、珠玉の作品集。」
とても透明感のある短編集。
言葉の美しさ、ストーリーの心地よい流れ、自然な時の循環。
作品の中にたゆたっている自分がいました。
以前、梨木果歩の「西の魔女が死んだ」を読んだ時と同じような感覚でいますが、似ているようで、まったくの別世界を構築しています。
著者の紹介に、東京音楽大学音楽科作曲専攻卒業とありました。
奏でるような文体の原点を垣間見たような気持でいます。
決して無理に引き込むこともなく、読者のペースに寄り添う文章。
忘れかけていた自分をあらためて見つめさせてくれます。
この本との出会いに感謝しています(院長)。
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読書 427 筒美京平 大ヒットメーカーの秘密 著者 近田 春夫
2022年02月08日 3:56 PM
「筒美京平のシングル売り上げは7560万枚で、2位の小室哲哉をはるかに凌ぐ。作った曲は3000曲近く、名実ともに日本一のヒットメーカーだ。筆者はこの作曲家を一貫して評価してきた。実弟・作詞家・歌い手と共に、その創作の秘密に迫り、知られざる素顔を探り出す。」
子どもの頃から歌番組が大好きで、よく見ていました。
今回、この本であらためて「あの曲が筒美京平作曲だったのか」という驚きと、よくよく思い浮かべると、「確かに、メロディーとアレンジは唯一無二で、一貫したカラーがあったな」という思いが沸いてきています。
これは、ワンパターンというわけではなく、計算されたメロディーと素晴らしいアレンジが施されているということです。
表紙にある、ロマンス(岩崎宏美)、ひとかけらの純情(南沙織)、ABC(少年隊)、また逢う日まで(尾崎紀世彦)、よろしく哀愁(郷ひろみ)、真夏の出来事(平山三紀)、雨がやんだら(朝丘雪路)、なんてったってアイドル(小泉今日子)、さらば恋人(堺正章)など、大好きな曲ばかりです。
他にも、仮面舞踏会、君だけに、バラードのように眠れ(少年隊)、Romanticが止まらない(CCB)など、あらゆるジャンルを網羅した名曲の数々。
作詞家や平山美紀との対談などを通して、筒美京平の魅力が語られています。
一気に時間を引き戻され、あの頃の良き時代に浸らせてもらいました。
「作曲に3分、アレンジに6時間」という表現が、名曲を物語っています。
久々に筒美京平の曲を聴き直しています。
ちなみに、松本隆作詞の綺麗ア・ラ・モード(中川翔子)もとても好きな曲一つに入っています(院長)。
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読書 426 銀座界隈ドキドキの日々 著者 和田 誠
2022年02月04日 7:23 AM
「銀座の街の王様で、僕はデザイナー一年生だった。1960年代、憧れのデザイン業界に足を踏み入れた和田誠氏を、胸高鳴る毎日が待ち受けていた。若い才能がジャンルを超えて出会い、刺激しあったあの時代を、文章と当時の懐かしいデザインを紹介しながら綴る自伝的エッセイ。講談社エッセイ賞受賞作。」
絵本、週刊文春の表紙、文庫本の表紙、挿絵などで多くの作品に接してはいましたが、エッセイをじっくり読んだのは初めてでした。
絵と同じように、人柄が表れています。
高度成長期から活躍され、日本の文化をけん引してきた多くの著名人と交流をもった姿に感動しています。
出会いを導いてくれる人が、周囲に沢山いたんですね。
この存在がなかったら、日本のデザイナーの世界は、まったく違ったものになってしまっていたでしょう。
映画「麻雀放浪記」の監督も務められています
そして、曲も作っていたなんて。
解説は井上ひさし氏。
あまり、お金にはこだわらずに作品を提供し、多くの方々から愛されていた和田誠さん。
気持ちが温まりました。
もう、新しい作品に接することは出来ませんが、作り上げてきたものに触れることは出来ます。
他の作品も探してみます(院長)。
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とんかつ大好き
2022年02月03日 9:45 AM
YouTubeへ動画を投稿しました。
今回は「とんかつ」の歌です。
スーパーのお総菜コーナーへ、「とん・かつ とんとん かつ」と歌って走ってきた女の子とパパに遭遇し、思わず作りました。
よろしければご視聴ください。
URL:https://youtu.be/vioso3eVijE
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房楊枝
2022年01月28日 10:49 AM
日本における唯一の房楊枝職人、浮原 忍氏から、本が届きました。
タイトルは「楊枝学」。
楊枝学の集大成として、楊枝の歴史から、製作工程、職人の心構えまで書かれています。
江戸時代に歯科医師を主人公とした小説「口中医桂助事件帖」を読んでから房楊枝を探し続け、そこで出会ったのが浮原さんでした。
千葉の伝統工芸展示会に足を運び、実際にお話をさせていただき、房楊枝を入手しました。
とても実直で温厚でありなから、一本筋が通った佇まいにとても魅力を感じたのを覚えています。
作品にも、人間性が現れています。
この本には、私も文章を書かせていただきました。
非常にしっかりとした装丁で、たくさんの写真も掲載された380ページに及ぶ大作です。
じわじわと感動が押し寄せてきています。
じっくりと目を通していきます。
素晴らしい出会いが生んだ、家宝です(院長)。
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読書 425 アイスランド 絶景と幸福の国へ 著者 椎名 誠
2022年01月26日 10:20 AM
「南米パタゴニアから北極圏まで、世界を旅した作家・椎名誠“最後のでっかい旅”の目的地は北欧の島国アイスランドだった。火山と氷河が織りなす大自然に目をみはり、怪物のような巨大鮫猟に同行し、フィヨルドの恐怖的断崖におののきつつ、敬愛する作家ジュール・ヴェルヌの小説の聖地巡礼に胸躍らせる。そして、厳しい土地でありながら、幸福度ランキングの上位常連国に暮らす人々と語り合ってわかった「幸せの国の現実」とは。著者が撮影した写真も多数収録。美しい島をめぐり、幸せについて考えた、今だからこそ読みたいアイスランド紀行。」
幸福度。
いくつかの基準の比較で、幸せな国のランキングが行われています。
この、アイスランドは世界9位。
一方、日本は43位。
幸福って一体何?ということを立ち止まって考えさせられました。
これは、相対的なものではなく、人それぞれが、与えられた環境に如何に満足できるかということも大きいかと思います。
チベットの巡礼者の話が出ていました。
一般的には過酷なイメージが先行してしまいますが、彼らにとっては、自分が健康で、旅が出来る路銀と時間があり、一生の夢であった巡礼ができるということに限りない喜びを抱いているということでした。
毎日の五体投地拝礼は当然厳しいが、それが厳しければ厳しいほど巡礼者の「幸福」の福徳は増大していく。だから、苦しい、なんて思いは巡礼者にはまるでないと・・・。
とてもストレートな感覚だと思います。
自分でも、コロナの自粛前までは、北丹沢の12時間耐久トレイルレースで毎年、約43キロの山道を、水を背負って8時間位かけて、7月の炎天下の中で走ったり、ウルトラマラソンで富士五湖一周110キロを走ったりしていました。
はた目から見ると、なぜ、そこまでしてという感じだったと思いますが、自分自身の可能性と限界を肉体的にも精神的にも思い知らされる、至福の時でした。
山道の下りを走る時は、瞬間瞬間のコース取り一つで、転倒を回避し、“今”という一瞬一瞬の積み重ねで時間の“点”が“線”になってつながっているということを他のすべてを忘れて体感できる貴重なチャンスでした。
この本で書かれているアイスランドは、軍隊を持たず、原発もなく、野菜はジャガイモくらいしかとれない、人口35万人の国です。
その旅の中で、シーナさんは、“幸福”を一つ一つ見つけていきます。
足るを知ることによって、幸せということは生まれてくるんだということを教えられました。
また、自分が幸せになることによって、目の前の人たちも幸せになれるという、“幸せの種まき”も感じ取れました。
今まで、シーナさんの本を20代の頃から沢山読んできましたが、“最後のでっかい旅”ということで、過去の怪しい探検隊をふくめた探検の数々のまとめのような本。
これからも探検、冒険は続くと思いますが、一区切りということで、あらたな旅をまた、見せてくれると思います。
「十五少年漂流記」「地底旅行」など、私も大好きなジュール・ベルヌの話も出てきました。
私自身も、アイスランドの旅を疑似体験したような気分になっています(院長)。
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読書 424 独身偉人伝 著者 長山 靖生
2022年01月20日 4:31 PM
「非婚や少子化は国家の将来にとって難題だが、個人の生き方とは別の話だ。恋多き人生を全うした男女もいれば、世を正しく導くため、あるいは社会を作り変えるという使命感とともに単身を貫いた人もある。エリザベス一世、マザー・テレサ、ニュートン、カント、津田梅子、小津安二郎・・・。直接の子孫こそなくとも、偉大な事績を遺した「おひとりさま」19人の言行と信念から見えてくる、本当の“自分らしさ”とは。」
偉人を独身者に特化して集め語られた本。
あとがきで、「独身者が増えているが、独身者にとっての理想、あるいは社会にとっての理想の独身者モデルはないのでしょうか。」と、ありました。
意識して独身を通した人、独身を通さざるを得なかった人と、状況は様々ですが、直接の子孫は残さなかったものの、より大きな痕跡を、この世に残した方々。
こういう捉え方もあるんですね。
既婚者でも、独身者でも、多くのことが学べる本。
著者の紹介をみましたら、同じ歯科医師でした(院長)。
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♡(ハート)にダンク
2022年01月17日 9:18 AM
YouTubeへ新曲を投稿しました。
大学のバスケットボール部のテーマソングとして作ったものです。
よろしければご視聴ください(院長)。
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歯みがきサンバ
2022年01月12日 1:23 PM
2005年に小学生向け歯科教材の一環として作った曲です。
今回は、動画も作成しました。
よろしければご視聴ください。
URL
時間は3分30秒。
歯みがき時間として最適です。
さあ、みんなも、歯みがきサンバに合わせて歯を磨こう!
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