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読書 85 こころ 著者 夏目 漱石
2015年08月14日 10:16 PM
過去に2度トライして、いつも途中で挫折していたのですが、3度目の正直でやっと読み切りました。
女性をめぐる男同士の友情と葛藤。
複雑です。
主人公と友人Kの駆け引きがどうも理解出来ずに終わってしまいました。
私にとってはかなり重い内容でした。
時代性もあるのでしょうか。
なんか、胸の内でもやもや感が残っています。(院長)
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超高速参勤交代 DVD
2015年08月12日 7:00 AM
書籍の次は映像です。
ほぼ原作に忠実に作られています。
配役も絶妙で、十分楽しめました。
特に、人数が足りない行列をいかに多く見せるかという場面は想像していた通りで、映像の方が伝わってきました。
邦画もなかなかいけるもんですね。(院長)
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読書 84 世にも奇妙なマラソン大会 著者 高野 秀行
2015年08月10日 7:00 AM
”マラソン”の一言で手に取りました。
世にも奇妙なマラソン大会
ブルガリアの岩と薔薇
名前変更物語
謎のペルシア商人~アジア・アフリカ奇譚集
が収録されています。
表題作では、酔った勢いでネットでみつけたサハラ砂漠でのフルマラソンに申し込み、仲間を引き連れ参加した顛末が書かれています。
大会18日前に申し込み、参加OKの返事をもらってからの動きが凄い!
それまで、最長15キロしか走ったことがないのに、いきなり42キロをそれも灼熱の砂漠を走破するなんて。
そんな中、アジアからは唯一の参加者という状況を知り、アジア代表という使命感に昂揚しながらひたすら走る。
端から見ればどう考えても勘違いと思われることに、ぶれずに突き進む。
”間違う力”を持っていると周囲からは評価されているようです。
悲壮感全くなし。
他の章を読んでも、全ての状況を楽しんでいることがぐいぐいと伝わってきます。
目的のために名前を変えようと奔走したり、ゲイのブルガリア人に言い寄られて一晩過ごしたり、冒険(?)の数々が掲載されています。
解説でも、”小学生男子”という表現がありました。
まさにその通り!
少年の心をずっと持ち続けているんですね。
羨ましいです。
早稲田大学探検部に在籍していた経歴があり、現在も世界中を動き回り旅の記録を提供しています。
世の中まだまだ知らないことが沢山あり、知らない人も沢山いるんだなと思わされました。
超絶ノンフィクション作品集。
思いっきり楽しめます。(院長)
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東京デンタルショー
2015年08月09日 7:00 AM
8月2日は東京デンタルショーに行ってきました。
場所は、東京ビッグサイト。
相変わらずの猛暑の中、ゆりかもめに揺られて会場へ到着。
今回はチェックする器材を決めて行ったのですが、それでも全部回るのに3時間要しました。
デモもやらせてもらい、製品の概要、特徴がつかめました。
カタログでは分からなかったことが沢山見えてきました。
日々新たな製品が開発され、ちょっと目を離すとガラパゴス化してしまい置いていかれそうな状況にありますが、ベーシックな部分は変わらないと思いますので、常に目的を忘れずに情報を得ていきたいと思います。
最後にアンケートに答え、くじ引きで例年と変わらずボールペンをもらい帰路へ。
これからの診療に結びつけていきたいと思います。(院長)
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読書 83 天下り酒場 著者 原 宏一
2015年08月08日 7:00 AM
天下り酒場、資格ファイター、居間の盗聴器、ボランティア降臨、ブラッシング・エクスプレス、ダンボール屋敷の、6つの短編集です。
どれをとっても奇想天外なストーリーなのですが、”もしかすると、あるかも・・・”と思わされてしまう不思議な世界です。
「天下り酒場」は、経営不振の割烹居酒屋『やすべえ』に、もと県庁の役人が天下って経営手腕を発揮するが・・・という話で、最初は”お~!”と思わせるストーリーが展開されますが、突然、思わぬ方向に話が流れ始め、先が読めず、最後まで引っ張られてしまいます。
他も同様で、電車の中で夢中になって読んでしまい、あやうく乗り過ごしそうになってしまいました。
自分たちの職業に関わる話も登場し、フィクションなのに、現実としてあってもおかしくないように思えてしまうような、とても微妙な線をついてくる作品集です。
どこから、こんな発想が出てくるのだろう。
現代日本風刺小説と紹介されていました。
まさに、その通りです。
心の奥底をくすぐられ痒いのに、手が届かない、今はそんな感じです。
まいった。(院長)
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読書 82 狭小邸宅 著者 新庄 耕
2015年08月07日 7:00 AM
”学歴も経験も関係ない。全ての評価はどれだけ家を売ったかだけ。大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶代わりの暴力が日常の世界だった・・・。物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。”
と背表紙の紹介にありました。
「これが現実なんだろうか?」という思いを胸にドキドキしながら読み進めました。
ノルマが達成出来ないと必要のない存在として扱われ、殴られたり蹴られたり。
それが、いざ、重要物件の契約に成功すると、とたんに周囲の扱い、待遇、見る目が変わり、本人の人格まで変わってしまうという現実。
ん~、こういうものなのでしょうか?
自分の知らない現代社会の厳しさを見せつけられたような感じです。
最後は、主人公はその後どこに向かって進んで行ってしまうのだろうとハラハラさせられたままで終わっています。
自分の概念に無い世界については表現がとても難しい。
もう少し考えてみます。(院長)
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読書81 超高速参勤交代 著者 土橋 章広
2015年08月06日 1:30 PM

幕末マラソン侍に続いて同じ著者の本を読みました。
タイトルがいいですね。
陸奥国湯長谷藩(現在の福島県湯本)が参勤交代を命じられるのですが、期日は5日以内。
道のりは六十里(約240キロ)。
叛けばお取り潰し必定。
「時間がない、お金がない、人手がない」のトリプルの難題を抱えながら江戸を目指して一行がスタートします。
知恵を絞ります。
通常は100人以上の大名行列を組むところ、集めたメンバーは8人。
足、そして武道に優れた者を中心に選ばれています。
要所要所で人手を借りて、いかにも大名行列のように見せかけながらも目的地を目指します。
行く手を阻む隠密に手を焼きながらも 道中案内の雲隠段蔵(雇われ忍者)の案内で山の中の獣道をひたすら進んでいきます。
様々な難問をクリアしながら江戸を目指す一行。
途中の宿で藩主が出会った女性と交わす心のやりとりも見逃せません。
参勤交代という、地方の大名の力をコントロールするための中央集権的な制度。
様々な思いが交錯してストーリーはエンディングを迎えます。
スピード感のある物語でした。
映画化もされているようです。
映像でも面白そう。
笑って泣ける時代劇ドラマでした。(院長)
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読書 80 幕末まらそん侍 著者 土橋 章広
2015年07月29日 6:15 PM
タイトルと表紙につられて手に取りました。
幕末に黒船がやってきたことに危機感を覚えた安中(群馬県)藩主・板倉勝明が藩士の心身鍛錬を目的として七里(約30キロ)の中山道を走らせるという、マラソンの発祥となる遠足(とおあし)を舞台に物語が進みます。
昔の舗装されていない、それも山の中のアップダウンを駆け抜ける、まさにトレイルランの世界でした。
入り込みました。
城中で働く者同士の駆け引き、色恋沙汰、情報戦、賭け、人情、武道を通した心の繋がりが遠足での走りを通して展開されます。
涙と笑いの痛快スポーツ時代小説。
今までに体験したことの無い味わいがあります。
”タイムトリップして、みんなと一緒に山を走ってみたい。”と思わせるような、私にとってとても魅力のあるストーリーでした。
最近、あまり走り込めていないので、体が刺激を求めているのかも?
続編を期待します。(院長)
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読書 79 トレイルランナー ヤマケンは笑う 著者 山本 健一
2015年07月26日 7:00 AM
トレイルランナー山本健一選手が書いた本が出たので、早速読んでみました。
帯タイトルに”限界を作らない生き方”とありました。
彼は、海外で100マイル、およそ170kmの山道を走る大会に毎年参加し輝かしい成績を残しています。
激しいアップダウンの中を24時間以上かけて走る山岳レース。
幻覚を見ながらもゴールを目指してトライしていく。
想像をはるかに越えたスケールです。
トレイルランの雑誌でインタビューや写真を見る機会が多いのですが、とにかく、走っているときの笑顔がとってもいいんです。
高校で山岳部、大学ではモーグルにエネルギーを注ぎ、教師になってからは高校で山岳部の顧問となり、生徒を引っ張りながら自分を作り上げていく。
野生動物になる自分を体感しながら走り続ける姿には感動を覚えます。
プロのトレイルランナーではなく、家庭、教師とのバランスの中で山を駆け巡る。
”トレイルランは最高の趣味なのだ。”の一言にぐっと来ました。
レースをサポートするメンバーも、走っているヤマケンを見ているのが楽しいからついてきている集団で、高校時代の山岳部の延長のような雰囲気で転戦しているようです。
素晴らしい仲間に囲まれて最高の趣味を楽しむ。
彼だからこそ出来るのでしょう。
自分と戦い、レースに参加している選手は仲間と言い切る、まさにトレイルランナーの鏡のような存在です。
とにかく熱い本です。
読んでいるだけでいい汗をかいたような気分にさせてくれます。
体だけではなく、心も整えることによって眠っていた可能性を引き出しているヤマケン。
pressureをpleasureに変えることが出来る男。
沢山のことを教わりました。(院長)
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妄想おねえさんのハンバーガー屋さん
2015年07月25日 7:00 AM
ブログ300回記念は”妄想おねえさん”。
知り合いががちゃぽんで取ってきてくれました。
以前、”コップのふちこさん”に興味を示していたことを覚えてくれていて、プレゼントしてくれました。
存在を初めて知りました。
ありがとうございます。
全部で5種類。
ハンバーガー、ホットドッグ、ポテト、コーラ、メロンソーダで、手元にあるのはコーラ。
「※食べ物ではありません」の注意書きがちょっと笑えます。
がちゃぽんにトライしてくれている姿を想像すると、とても心が温まります。
癒されます。
おねえさんのプロフィールが付いていました。
出身地は東北の田舎町。
”おっ、自分と一緒だ!”ということで、とても親近感が湧いています。
妄想おねえさん、今、頭の中ではどんな世界が描かれているのかな?
熱さを忘れて妄想してみます。(院長)
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