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読書 174 神様の御用人6 著者 浅葉 なつ

2016年10月08日 7:40 AM

img01824シリーズ第6弾。

 

一柱 東国の武者

二柱 神様と兄と妹と

三柱 親愛なる姉上へ

 

の三編で、御用人の良彦と方位神の黄金が東京、茨城、九州へと移動し、神様の願いを叶えるために奔走します。

相変わらずの名(迷?)コンビの活躍が楽しめます。

人々の信頼により神様が力を得て、人の幸せのために力を注ぐという相互関係の中で、信仰が薄れ力が弱った神様の救済に取り組む良彦。

不器用ではあるが、けがれのない行動が、共感を呼びます。

人と神、兄と妹、姉妹など、お互いの幸せを願っているにも関わらずすれ違いがおき、修正出来ないジレンマに陥っている間に良彦が直球勝負で入り込み、関係を修復していく。

相変わらず、胸が熱くなる読後感を抱いています。

今回は、平将門、古事記、日本書紀など、日本史の教科書で目にした名前が出てきて、過去の記憶を呼び起こしながら読みました。

シリーズ100万部突破ということで、人気の理由がわかる面白さがあります。

現代の日本人が忘れかけている事を思い出させるストーリー。

余韻を味わいながら、次をゆっくり待ってみます。(院長)

 

   

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