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読書 218 ジャズの証言 著者 山下 洋輔 相倉 久人

2017年06月07日 7:25 AM

IMG02331フリージャズピアニスとの 山下洋輔氏と音楽評論家の相倉久人氏との対談です。

山下洋輔氏は、学生時代にあの当時のLPで聴き、ライブにも足を運んだ事がありました。

分からないながらも、ほとばしるエネルギーを体感しハイテンションになっていました。

音楽のジャンルって何だろう?というか、そもそも、音楽ってなんだろう?と初めて考えさせられました。

彼らのレベルになるとうまいのは当たり前で、どれだけ相手の心に響くかが問われるようです。

コードの響きも、特に教わったわけでもなく自分で見つけ出し、自分で開拓していった世界。

国立音大も卒業し、基礎を固めたうえでフリーな音楽をやっているので、何処へ行っても、きちんと戻って来れる。

著書も何冊か読みましたが、文章もジャズなんです。

もう、生きる事自体がジャズなんですね。

山下洋輔のフリージャズの根底に流れていたものが、相倉久人氏の思想だったことをこの本で知りました。

2015年に亡くなっていますが、山下洋輔氏は「相倉さんはいなくなったわけではなく、会えないだけだ。今もここにいる。それを感じながらぼくはピアノを弾き続ける。」と結んでいます。

彼ら二人の出会い、そこから生まれたものに出会えた自分。

目には見えない繋がりを感じます。(院長)

   

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